真夜中のアイスクリーム
やはり、週末にどうしてもリズムが崩れて眠ることが出来ない。
布団に横になったところで目も脳味噌も覚醒していることを感じる。
横で眠るカミさんとワン子供。
なるべく音を立てずに(とは言えワンコたちはすぐに当然目を覚ますがそのまま横になっている)布団を出て台所の小さな灯火をつけて本を開く。
少し前に一度読んで2周目の楽しみ。
こっそりと食べるアイスクリームみたいだ。
特別な時間。
週末にライブをする。
昨日と一昨日と。
昨日の1人版はいまいちだった気がする。
先週はずっとまともに時間が取れず、作れずにいたせいだな。
参ったな。
まぁこれもコロナのせいにしてしまえ。
悔しい。
ブログは日記のようなものでもある。
読み返すことのない日記。
日々の手帳にも毎日日記を書く。
やはり読み返すことはない。
自分に向けた短い手紙のように。
アイスクリーム。
時々、いや良く食べる。
夜の食後の僅かな時間に。
カミさんと2人。
1つのアイスを2人で分けて食べることが多い。
アイスクリームに関わらずうちではそういうのが日常。
同じものを分け合うことに小さな喜びを感じているからだ。
「美味しい」「そうでもない=50点」
小さな共通項と答え合わせ。
大きなジェットコースターに乗る毎日は嫌だ。
もちろんたまにはそういうのも面白いとしても。
だから小さなコブを一緒に飛び越える感じがちょうどいいのだと思う。
出来れば。
店もそうでありたいと思うのだ。
大きなジェットコースターの一番高いところの楽しさや恐怖。
そういう(もう何十年も乗ったことはないけれど、カリカリとした上りの音は耳に残ってる)のをみんなで楽しみながら登っていく感じ。
あとはデコンデコンと小さなコブを越えていく。
それをこの店を気に入ってくれている人と一緒に楽しみながらってのが良いって。
アイスクリームには魔力がある。
麻薬みたい。
ベーシックな「バニラ」が好きだ。
バニラ・ビーンズ
不思議だ。
ビーンズだもん。
誰かが「この木のこれを一緒に冷やすと美味しいよ」って。
発明だね。
誰かの誰かがバニラに気が付かなかったら、今の世界でバニラ味が存在しなかったのかもな、なんて思ったらちょっと怖いくらい。
ありがとう。
バニラに気づいてくれて。
知らない誰か。
誰かにとってもバニラを俺は見つけることが出来るかな?
それを作ったり育てたり。
出来るかな?
やりたいな。
そういうの。