暇だと口にしてみること
月末というのはなんだか慌ただしいとか思ったりするけど、別にそんなことは日常の一コマであって別にどうってことはない。
ふと、気がついたのはそれはただの苦手であるってことで数字とにらめっこや経理仕事てのはどうしようもなく逃げ出したくなるのが性分で、商いってのが自分の仕事であるのであればそれが1番楽しくても良い筈なのに俺の場合はどうしてもそれが苦手で出来ることであればそんな数字の羅列の紙からは目を背けて生きていたい。
やりたいこと、魅せたいことにどうしても金が要る。
そのお金があればそれで満足。
自分の生活がお金ってもんで豊かになることの想像くらいは成人だから分かるけど、楽しいと思える仕事に向き合っていたり「良かったよ」と言ってもらえる至福の幸福感に比べたらそんなことは大したことのないように思えてしまう。
ダサい金持ちよりはカッコいい貧乏人の方が自分らしいとも思うかな。
そうだ、今日は月末仕事の手前で歯医者だわ。
しばらく前に吹っ飛んでしまった奥歯の型が出来上がるって言われていた。
慌てる。
朝になって。
昨日のうちに忘れないように手帳に「10時半 – 歯医者」って書いてあるのに朝から別の仕事に夢中になってて、危うく遅刻をするところだったんだわ。(だから今は手前で使ってしまった時間を詰める為に慌ててこのブログを書いている)
『いつも忙しそうですね』
そう、言われる。
たぶん本当のこと。
でも、
「暇が苦手なだけだよ」
ってことだと思う。
暇の恐怖にビビってなんだか色々と詰め込んでいるだけのことだわ。たぶん。
そういう意味ではやっぱり暇な人間なんだってことかもしれない。
あと何十年か、もしかしたら明日か。
死ぬかもしれない。
つまり暇なんだわ。
死ぬまでの時間ってさ。
その暇の時間の穴埋めを楽しいと思えるか、普通と思うのか、つまらないなと思うのか。
その違いじゃないのかな。
洋服を売ったり、洋服を作ったり、キャンドルを売ったり、話すだけの接客を重ねたり。
楽しいんだよ。
反面いつも怖がっているけどさ。
どこまでやれるのか、とか。
今日みたいな月末にお金が払えるのかってね。
でもそれだけのこと。
さて、着替えて歯医者へ行ってその後は銀行へ行ってから店へと向かう。
楽しい店へ。
最高の俺の居場所へ。