1着あると心強いヤツ / ② “incarnation” -ムートンフーディーブルゾン-
前回のブログでは”Thee OLD CIRCUS-9″からレザーファーブルゾンについてお話ししました。
今回はその続きで”incarnation”のムートンフーディブルゾンについてお話を進めていきたいと思います。
incarnation / インカネーション / 31991-4410 SHEEP SHEARLING HOODED BLOUSON [91×91/BLACK×BLACK]
ブルゾンの内側にファーが配置されているということと圧倒的な防寒性を持つという点ではは前回のレザーファーブルゾンと共通していますが、両者は全く違う存在感を漂わせています。
先ず、大きな違いとしてムートンレザーが用いられている点が挙げられます。
このムートンにはシープ(生後1年以上の羊)の毛皮が採用されており、贅沢にもブルゾン全体に配置されています。
実際に裏返してみると全てがファーで覆われています。
よく近づいて見るとファー(毛)の色も完全なブラックではなく、場所によってはブラウンがかったところもあり、それが確かに動物の毛であったということが確認できます。
ファー自体の毛足も長く、このことにより保温性を高めている理由の一つになっています。
ファーを触った感じはこちらのムートンの方が柔らかくしっとりした印象で、“Thee OLD~”のフェイクファーは少し硬さを感じます。
とは言え、さほど着用感に影響するレベルではありませんので、そこはお好みでお選び頂いてもいいと思います。
表面はレザーで言うところの裏面(床部分)に当たりますが、特殊な加工によって表面と見間違えてしまうほどに整えられ、この鈍い光沢感を放っています。
そして、このムートンの良さは最高の暖さをもたらしてくれると共に、この重厚感漂う外観からは想像もできないくらい非常に軽快な1着であるということです。
いわゆる、「重い」、「硬い」といったレザー特有の概念は無く非常に着用しやすくなっています。
例えば、腕を曲げるといった可動面においても、特に曲げにくいということはなく着用によるストレスは感じないと思います。
僕自身も型は違いますが、同素材のムートンブルゾンを所有しており、この暖さは正しくトップクラスであり、人生で生きてきた中で間違いなく最高に暖かい1着であると自信を持って言えます。
袖を通した瞬間に体が温められていくあの感覚は、このムートンでしか体感できないと感じました。
(もちろん、僕個人が着用してきたアウターの中でと言う意味で)
(model:165cm、54kg / サイズXSを着用)
ここまでは素材や機能面についてお話ししてきましたが、その外観は男らしくストイックでありながらもラグジュアリーな面も感じさせてくれます。
総裏がファーのアウターなんて”ゴージャス過ぎたり少し頑張ってる感”みたいなものを感じられるかもしれませんが、着てみるとそこまで服が浮いてしまうようなことはなく、こちらも合わせるアイテムを選ばない万能さがあります。
その他着用アイテム>
inner
Thee OLD CIRCUS ” 1973 ” / 9344 / ” Metaphysical lies ” / テトロンレーヨン・ウォーミースパンデックス ライトウェイト ロングスリーブ
bottoms
Thee OLD CIRCUS ” 1973 ” / 9325 / ” Meaning of candle light ” / ワイドストライプストレッチウール Rot-9 サルエルスリムパンツ [DUST BLACK×GRAY STRIPE] (Sold Out)
今回も着用動画を撮影しましたので、合わせてご覧ください。
まだ撮影、編集に慣れておらず、しかも一人で行いますので少し見苦しい点もあるかもしれませんが、是非ご視聴頂き参考になりますと幸いです。
https://youtu.be/DY6F4neIRAM
さて2回に渡り、EDENが提案する真冬のアウター2型を改めてご紹介させて頂きました。
どちらもその外観のカッコ良さ、防寒性はもちろんですが、使用されている素材面などでそれぞれに個性が光る1着となっています。
ご自分のスタイルやマインドにあったものをお選び頂けますと幸いです。
お時間ございましたら、是非店頭で着比べて頂ければと思います。
遠方でご来店が難しい方はメール、電話等でご対応させて頂きますのこちらもお気軽にお問い合わせ下さい。
それでは今日はこの辺で。
皆様のご来店を心よりお待ちしています。
Garage EDEN HIMEJI
コンノ