Wir Lineal

I LOVE ” Wir Lineal “

5つのアイテムに限定された リネアル の秋冬コレクション
不思議なものです。
このブランドはアイテム数が少なくても不思議とそこに違和感を感じない。むしろ、そのブランドの考え方の根底である「秤」(天秤)に則って本当の意味で必要最低限のモノだけのリリース、提案プレゼンでそれはより奥深いスタイル提案が出来る。
大きな見どころは春夏もそうですがその素材感の在り方、スタイルの作り方。ストイックな提案性の中でとびっきりの極上な素材を用いたアイテムたち。リネアルのワンブランド、ワンスタイルはもちろん最強最高であり当店が推す定番的ブランドアイテムとの親和性も高い。ぜひ後半の着用画像もご覧の上、ライブも含めてご検討頂ければ幸いです。


ノベルティ的マインド

当店ではすべてのご予約商品に対して無償でのキャンセル保証を設けています。
いかなる理由であっても「お気に召さない」場合は返品が可能です。(正当性がない場合は除きます)
予約という場合に単にお店としての売上の確保という名目ではなく「出来るだけ確実に手に入れて頂くため」と考えております。これが僕に出来る最大限のノベルティだと思っておりますので予約でのポイントアップ等はございませんがご理解頂ければと思います。

* お支払いはご指定がない場合すべて「商品お渡し確認後」となりますので御予約時にはポイントの使用、付与が出来ませんがお会計時にポイントの利用は可能です。(ポイント付与もお会計後に手動で行いますのでご安心下さい)

* 会員の皆様を信じているからこそ予約金、内金を頂かない予約方法となりますので大変申し訳ありませんが商品出来上がり後2週間以内のお受け取りとお支払いをお願い致します。入荷後のお取置もこれに準じます。お支払い希望時期等がある場合は御予約前に必ずご相談下さい。(ご予約商品の一括お渡し、分割お渡しなど事前ご相談にて会員様に合わせて対応致します=(例)ブーツとライダースを別の月に分けて欲しい、他のブランドの予約分とタイミングが被ったら別の月に分けて欲しいなど)

* ご来店が出来ない遠方の方へも精一杯の接客をしたいと思っておりますのでご予約に際してサイズ感など細かくご提案やご案内をさせて頂いておりますので長いやり取りが続くことをご容赦下さい。


Store.

* 御予約締切日まで店頭でのサンプルフィッティングなどが可能です(要来店予約)


御予約〆切

 9 / 18 (日曜日) 23:59


お渡し予定

ご予約商品のお渡しは 10月〜11月を予定しております(前後する可能性がございますのでご理解下さい)


” Wir Lineal ” A/W Collection LIVE _ 2022. 9/10(土)20:00 〜

* 会員限定ではなくフリーライブとなります(御予約は会員様のみとなりますご理解下さい)


Thee OLD MIND.

まず・・・冒頭でも書いた通り Wir Lineal の今回のコレクションは全5型という(まぁ今までのリリースも型数は少ないですしね)非常に絞り込まれたアイテムたちとなります。
しかし本当に不思議でたった5つなのに非常にグッとそのマインドが詰め込まれていて驚くほど濃度の高いコレクションに仕上がっています。

僕の生涯においてきっと確実に総再生時間が長い Keith Jarrett の「MELODY NIGHT AT WITH YOU」のアルバムの冒頭曲のような。

そんなどこか静かなのにその奥に深い魂(マインドというよりここは魂という言葉がしっくりくる)が宿ったような。そんなコレクションのようにも感じます。美しい音色と旋律。そこには儚さや憂いがあり、それでも静かに立ち上がっていく奥深い力強さを感じる。そんな曲とコレクションとが僕の心にシンクロしました。

* フィッティング URANO / 170cm 54kg サンプルサイズ 全て 46 となります

まずはカットソー
タンクトップとルーズロングスリーブ(サムホール付き)のシンプルな構成。
特筆すべきはとにかく素材感。今期のラインナップはなんともシンプルにカットソー1素材、布帛アイテム1素材と2素材のみでの構成となっています。(そういうシンプルさが良い作用になるのもこのブランドならでは)

もう・・・本当にため息出ちゃいます。。。
だって素敵すぎて。
一般的なワッフル(サーマル)よりも目付けは重め(1㎡あたりの生地の重さ)でざっくり風味。それでいて非常にエアリーで抜け感のあるワッフル素材となっています。
化学繊維を含まないコットン100%のワッフルでそのざっくりの糸は非常に粗野感がありながらもどこかムーディな匂いを放っています。また写真ではどうしても伝わりきらないですが「生地にムラ感」がありこれはコットン100%の糸の中にランダムに染色し切れていない糸が混じっていて分かりやすく言うとリネン(麻)のような雰囲気にも似ていると思います。

* ロングスリーブのスリーブ(袖)がサンプルで長くなりすぎ!ですので本生産は -10cm 程度短くなります

シンプルなタンクトップとロンTですね。

ロンTは袖口にサムホールがついていますのでアウターを羽織る際にも有効ですし、単独で着た際にもデザイン性を高めます。

そして今回からはカットソーも(布帛はすでに以前からデフォルト)「オーバーロック」の仕様になりましたね。布帛アイテムに比べると当然ニット用の細い糸ながら運動可動があった部位では糸が内側から「ブリンッ」と浮き出るようなデザインはやはり印象を大きく変えます。
リネアルのカットソーはドルマンスリーブということもあり、肩から袖先までシームラインが上の真上に繋がっていることもあり真っ直ぐに伸びるこのシームラインがずっとオーバーロックなのはデザインに寄与していて腕そのものを縦長に見せて体全体を細く魅せてくれるのが大きな特徴とも言えますね。

この「タンクトップ」+「ロングスリーブ」だけで・・・

ホイッとこの無敵スタイルが完成です。
もうこれだけで「ふえ〜」ってなりますよね。最高。
Thee Old Circus の ROT-9 デニム(0199)のパンツでシンプルに合わせるだけで垢抜けた印象を作ることが出来ます。

まさしく「1枚で勝負出来るカットソー」(インナーに同素材のタンクトップを合わせると裾からカラーレイヤードになってさらに最強!)を体現出来ているかと思います。

個人的には・・・

いかが?
僕の大好きなスタイルです。ハードで無骨に見える革パンとオーバーサイズのニット・カットソーってのは大好き過ぎる組合せ。
ニット=セーター、みたいに見えるスタイルです。
ざっくりとした糸目、編み目なのでまさしくセーター的な使い勝手も出来るのが素敵です。
また目付けがある分その生地の重み、落ち感も相まってちょうど良い雰囲気になっているのも見どころだと思います。

全然関係ないオフショット・・・
シャッタボタンを押したあとにふらついて(首の病み上がり)こんなになりました。(笑)

さぁ、お得意のワンスタイルコーディネート
もう完全でしょ。
リネアルトップスにリネアルパンツの組合せ。
これこそまさしく「無敵」のスタイル。

もし、迷う部分があるとすればパンツのカラーとトップスのカラーをどう選ぶかってことくらい。
あとはもうどう組合せようがこのワンスタイルで完全スタイリングが完成するのがこのブランドの大きなストロングポイントだと思います。

* パンツの・・・ブラックのバックショットを撮り忘れてしまいました(汗)ごめんなさい・・・

WEB STORE の紹介にも記載しましたが以下

まずの・・・まず・・・最大の最大の見どころは素材感!!!ビックリ仰天(僕も長いことこの業界にいるけれどあまり見かけたことがない)のウールがブレンドされたコーディロイ・・・肉厚感が持つ重厚感とそれでいながら快適なストレッチ性、そしてエロクールな艷やかなビロードライクな表情はまさしく逸級品と言えるでしょう。本当にこのブランドはため息が出るほど素材使いが素晴らしい。

で、この文面を書くにあたり自分でももう一度「コーディロイ」とはなにかを見直し(そういう日々の地味な努力はやっぱり大切!)をしていて、まさかの僕も知らない大きな事実が判明。皆様もぜひ↓↓↓を一読頂ければ幸いです。(出展 / 福田織物さま)

—– コーデュロイとコール天の違い

先程も書いた通りこの歳(一応業界歴25年ほど)になっても勉強って大切だなぁ・・・

このページを作るにあたり「コーディロイ」と表記するか「コール天」とするかで考えた。タイトルはローマ字にしているのでコール天って英語でなんていうのかな?(この時点では両者は同じモノだと僕も考えていた)とググったらこんな生地に出逢いました。
確かにインポートのアイテムであまりコーディロイは見掛けることがなく、また僕の記憶の限りでも少なくともコレクションに登場していてもあまり自分的なバイヤー目線でグッとくるコーディロイアイテムに出逢ったことがありませんでした。それはきっとこういった日本独自の生地の製造工程にあったのだと・・・
※ ちなみに使用の生地は福田織物さまの生地はございませんのであしからず

で、話を少し戻すと Wir Lineal というブランドはインポートデザインをベースにそれを日本版として型紙パターンにデフォルメ、ブラッシュアップを加えた上で縫製も国内で行います。生地は現在のところ日本国内の生地を使用しています。(今後はインポート生地の使用も予定中)
そういった中でこちらのアイテムの使用生地は「コーディロイ」ではなく「コール天」であったということになります。

いやぁ、本当にすごい生地感です。(ハチャメチャなほどに生地値が高いそうです)
・・・

ビロード的な美しい艶のあるコール天ながらもしっかりとストレッチする素材感が最高です。
鈍いキックバックのあるストレッチがあることで着用感も素晴らしいですし、とにかくウールがブレンドされていることと肉厚感によって裏地はないウェアながらもハードな秋冬のアウターとして活用出来るのが魅力です。

各所のオーバーロックも健在で有ると無いでは大違いのデザインがこれまた秀逸ですね。

パンツは秋冬用の新型のシルエットとなり、股上が少し浅く、その分レングスが伸びて春夏モデルのルーズさよりわずか全体がシャープになった印象です。しかしながらブランド特有のルーズエレガントな匂いは健在で、ルーズなのにモードの匂いがしっかりと残っているのが大切なキーポイントだと思います。
ウエストはゴム入りでベルトレスで穿ける上にイタリア製のフルベジのレザーコードも付属しているのでラフに穿けるのが大きな魅力。

まずはカットソーと同じく Thee Old Circus ROT-9 デニム(0199)との組合せ。
うちのお店としては「いつものスタイル」に見えるから不思議です。
=お手持ちのパンツとの親和性が高いってことですね!

今度はミドル丈のモデルを着用。
バッチリ過ぎるスタイルが出来上がります。
どう切り取っても完成するのは大きな魅力。

パンツ単品でもこんな感じでインカネーションのレザーなどと組みあせても違和感ないスタイルが出来上がりますし、いい意味での抜け感が演出出来るのが魅力だと思います。
個人的にはこういった「上タイト、下ルーズ」の組合せは適度な使い分けでスタイルの幅を広げることに繋がると思っていますのでぜひ取り入れてもらいたいスタイリングだと思っています。

で、おさらい的に。

このルーズサルエル#2のシルエットで・・・

全身ワンブランドコーディネートで完成させる。
冒頭から言っている通りこのブランドの最大の魅力はこの感じです。
全アイテムのラインナップが5つのみであるにも関わらず、それだけの組合せで完全無欠なコーディネートが出来上がってしまう。(もちろんそれでいて各スタイリングでお見せしたように単品づつで他ブランドとの組合せでもいろんなスタイルが組めてしまうこれまた最高のアイテムたち)

ラストは上下のカラーにコントラストをつけてみました。
こんな感じでも仕上がってしまう最強さ。
もうグレイトとしか言いようがないですね。

・・・

ある意味ショップ、バイヤーとしては提案が楽なブランドと言っても良い。
「それだけで完成する」
そんなブランドって実のところなかなか無いです。

今まで Wir Lineal にハマっている人、まだお持ちでない方、ぜひともご興味を持って頂ければまずは嬉しいと思っています。どうぞよろしくお願い致します。
ご質問等々ぜひぜひお気軽になんでもお声掛け下さいませ。

* フィッティング URANO / 170cm 54kg サンプルサイズ 全て 46 となります

 

 

 

 


Posted by:Urano Takahiro ウラノ タカヒロ

Garage EDEN shop Editor.