そのマインド / Old Boots

 

 

古びたブーツとそのマインド

 

ブーツというモノが好きです。

気がつけば何十年に渡りそれが当たり前の生活になった。

スニーカーってのの良さは知っているし、セレクトの中では最近は(しかしようやくと言った感じ)選ぶこともある。

 

ブーツというアイテムの良さを今更語る必要なんてきっとないけれど、それはある種の魂。つまりマインドというフレーズに繋がっている。

 

「足元」とか「靴」とは僕はあまり呼ばない。

 

もちろん「おしゃれって足元から」であるとか「良い靴を履かないといくら上着を着飾ってもカッコよくならないよ」なんてのはすでに説明不要だと思っているからかもしれない。

 

「ブーツを履く」

 

それはとても大切なことなんだと思うんだ。

 

 

___ Thee OLD CIRCUS ” 1973 ” / CB-912 / ” Black Neon ” / リリィレザーレースアップバックジップブーツ [DEEP SMOG]

 

最近接客の間で良く履いているのはコイツ。

紐付きのブーツは数年履いていなくて(きっとそれはただの気分)久しぶりのリリースでもあり履き始めてから気に入り過ぎてほぼ1年近くずっと履いた。

ちょうど今のスタイルの気分なんだろう。

 

 

リンクの商品紹介を見てもらうと最初はもう少し薄い色のグレーだった。

実はそれを最近ブログなどにしている NNN のシリーズ に織り交ぜていきたいという意味合いもあって実験的に自分で染めてみた。

実際の仕上がりはまだこれも実験段階で今はワントーン黒に近づけて色を深くした。

もう一段、二段濃くしていくことで深い色の奥行きをつけることも可能だろう。

黒を買って染めるわけにはいかないのでグレーを染めて黒に近づけてみる実験。

逆の発想も出来る。

黒いブーツの擦り傷や色抜けなどをもう一度深い黒に甦らせること。(もちろん他のカラーも)

 

お直し屋やリペア職人に頼めば出来ることではあるけれど、自分が自分の手と口(笑)を使って買って貰うモノたち。

自分、僕という人間に触れてからお客様へと渡るから最後まで自分で責任を取る。

それが出来るように。

今はそれが願い。

まだ実験中。

だから勉強しながら日々進化。

それがいつの日かの真価であればいい。(深化)

 

ちょっとだけ。

例えばソールの交換やリペアは職人に頼む。

専用のミシンと知識が必要。

染めも職人の方が今は上手。

でもこれは憶えればいいこと。

そして職人の染めは結構高い。

僕が出来るようになればお客さんにとっても少し気軽な値段で対応出来るだろうし。

 

 

今、このプロジェクト(=NNN )をがんばるのは勝手な責任感。

どこでもボタン一つでモノが買える時代になったからこそ信じて貰える力が欲しいと思っているし、その想い描くマインドをもっと伝えたいと思ったから。

 

お直し、リペア、カスタム、これが本業にはならないしそうじゃない。

むしろお金を儲けたければ直さなくて新しく買って貰う方が利益になります。(これは正直なところだね)

でも、そうじゃない。

俺の店は、僕たちの店は。

 

モノとどう向き合って大切にして貰えるのか?

 

「気にせずに」ガンガン着て、ガンガン履いて、ガンガン穿いて、と僕はよく言う。

 

壊れたら預けてよ。

俺が責任取るからさ。

 

・・・

 

これがマインド。

 

 

Urano Takahiro ウラノ タカヒロ
Urano Takahiro ウラノ タカヒロAuthor

Garage EDEN shop Editor.