こんなことも出来るって知ってました?(ぜひご活用下さいな)

 

・・・いきなりですが今回の写真は結構下手でごめんなさい。汗

しばらく前に撮ったもののバタバタ過ぎで。

 

 

長年定期的に遊びに来てくださる大切な俺のfamilyで奥さんもすごくいい感じ。

うちの店(それはもちろん恵比寿、姫路、宇部の3店全てを指す)はお客さんと僕らの距離が近い。

そういった中で「この人の為に」と思うことは大切であるし、そう思わせてくれる人が大切。

 

人と人

 

モノはそれを紡ぐ鍵のようなもので在ると考えている。

 

この鍵を壊さないよう、僕らは本当の意味での命懸け、全力の心でモノの提案をしていると自負しております。

 

 

「あの時に買ったパンツの素材がすごく気に入っていて、あの素材を使って仕事用にもなるスラックスって作って貰えないですか?」

 

彼からのリクエストはそういった話だった。

 

分かりやすく言うと、thee old circus というブランドは僕(urano)がデザインもしているので、今までに thee old circus でリリースしたアイテムの素材は全て把握している。(把握というよりは資料を残している)

で、過去のアイテムを買って下さった方で気に入った素材があってそれを thee old circus の中の Black Bird Tailor というオーダースーツのシステムを使って、当時のアイテムと同じ素材でジャケットやチェスターフィールドコート、パンツ(スラックス)+ベスト(ジレ)を作製することが可能なのだ。

今回リクエストで作らせて頂いたのが写真のスラックス。

 

ただ、正直ギリギリだった。

ご希望の素材は 2016年の春のコレクション(ss)の使用生地。

生地は廃盤になっていったり、その時だけのオリジナル素材なども使う。

今回は再生産なしのリミット生地で最後の10mだけ残っていた。

これはラッキー。

 

急いで生地を確保して制作をした。

 

 

思い入れのある生地だった。

old name に俺の大好きな tom waits の曲名を借りたから。

僕自身も気に入っていた生地でこの生地を使ったシャツコートとワイドスラックスのパンツを良く身に着けていた。

 

2016年の時だったから単純に4年の時間が経っているのに「あの生地が好きでした」と憶えていてくれることが嬉しかった。

 

 

出来上がり、お客さんに渡す。(いつも遠方からわざわざ遊びにいらして貰っているのでこのパンツは完成後にお送りした)

「良かったです。気に入りました」

到着のあとメールを頂いた。

その為に日々生きている。

これ本音。

 

 

「この世界に1着だけ」

 

そんなモノも作ることが出来ます。

大切にしてくれる方へ向けて、全力で僕らは作ります。

ぜひご相談下さい。

 

* 今回は Black Bird Tailor を利用して作りました。この他にも出来ることは全力で可能かどうかを考えますのでなにか思いついたことやリクエストがあればまずはお気軽にご相談を。出来ないことの方が多いですが、可能な限り「出来るよう」必死で考えご提案致します。

 

 

Posted by:Urano Takahiro ウラノ タカヒロ

Garage EDEN shop Editor.