NNN / これはきっと響くブログ(と、信じてる)

 

NNN

 

少し前にこの「NNN」ってことについて触れて書いたことがある。

 

NNN = NamiNamiNaranu = 並々ならぬ・・・

 

日本語やん。

 

D,I,J とか G,W,D みたいなもんですよ。(分かる?)

 

さて。

今後はこれらをシリーズ化して紹介出来ればと思っています。

まず最初として。

 

僕はこの並々ならぬという想いの具現化として、お買上商品の「アフター」についても考える。

店頭での接客でも流れの中で、そしてそれは本音とまた想いとしても良く使うフレーズがある。

それは聞き慣れた言葉だろうけど「一生モノ」ですよ、って。

 

色々なお店でもそういったセリフは多いと思う。

ある意味では洋服屋や店においての常套手段というか常套セリフとでも言いましょうか。

でも、実際に一生着てくれる服だというのは非常に限られていて、それにはいくつかの理由があると思う。

着用者自体の趣味が変わっていくこと(年齢、環境、お付き合いの女性等々生活スタイルの変更などなど)、体型の変化、時代の変化、、、などなど挙げればきっとキリがないだろう。

とは言えお互い(僕ら店と皆様オーディエンス)きっと一生というのが人生の生涯とはなかなか捉えていないのもまた正直なところかもしれません。

希望や願望で言えば80歳でも今のスタイルを続けていたい(生きてるかな?俺・・・ちょっとそれは無理な気がするけど)けど、うちの店に在るようなホースレザーのライダースを着てリジットのハーレーに乗ってなんてのはちょっと現実的じゃないかも。

いや、医療の進化とかで出来るかもな。

まぁいいや。

そんな風に考えるとさすがに僕が今40歳を越えた辺りでこの先40年今クローゼットに並ぶ洋服から同じモノを毎日着て40年後の80歳まで着れたら素敵だけどさすがにそれはきっと限られた洋服かもしれない。

 

それでもそれが願望であってもそういう希望を持って洋服を選びたいと思うのが僕でありこの店で在ると思っています。

 

・・・

 

着れなくなってしまう理由の一つに「破損」がある。

今日はそれに対しての「並々ならぬ」僕らの想いと姿勢を記そう。

 

 

実に破壊的に壊してくださるお客様(笑)。

実のところこの方のこのシャツに関しては一体何度、何箇所リペアを繰り返してきたのか数え切れないほどです。

それだけ愛して着続けてくださることは嬉しいこと。

買って頂いたのは4年以上も前となる thee old circus のダンガリーシャツで、元々の新品状態でもシェービングなどを含めたストーンウォッシュのハンド加工などが施されていたアイテムだけに、それをあまりにも気に入って着て下さっている時間の積み重ねにおいて各所が破損してきた。(+買って下さった時に比べたらユーザー様の体型も少しふっくらしましたねぇ。その分負荷も掛かってしまっている。)

 

上の写真がリペア後で次は逆にビフォーの状態

 

まぁ・・・実に破壊的(笑)

 

これがアフターの写真になったらなかなかのものです。

 

お客様からのリクエストとしては「レザーも使ってリペアカスタムしたい」ということで、僕も『お!それいいかも!』と思ったのですが・・・実際に預かったあとに革を当ててみたりもして考えて検討した結果断念。理由としてはあまりに着込んで下さっていて生地自体も非常に痩せて(薄くなって+柔らかく=強度の劣化)きていてそこをレザーを使って補修をすると今度は革の強さと生地の強度がアンバランスになって生地側に強い負荷が掛かってまた「バクーん!!!」と避けてしまうリスクがありました。

で、そんなこんなで考えたのが

 

 

この補修方法。

裏側にストレッチの生地を当ててあとはミシンでひたすらに左右にステッチを振って補修。

 

で、これはイタウ部長がアトリエのミシンを使って補修をしました。

理由はいつもお願いしている補修職人へ見積もりを取ったところ、補修箇所が多い(大きく避けている部分の他にも細かく各所に実は穴が空いていた)為に掛かる時間が多く思っていたよりも見積額が高くて・・・。(ご希望があれば事前見積は可能です)

そこで・・・

 

「ナミナミナラーヌ!」

 

と、僕の鶴の一声的な感じの呪文で(笑)「ゆうた(部長の下の名前)〜出来るんじゃない?」

『兄さん、出来るけどこれ相当な時間掛かるよ(ミシンの針を左右にとにかく行ったり来たり)』

 

結果合計で3時間を越える(ミシンのモーターがオーバーヒートするかと思ったわ)の手術を終えて無事にお客様の元へ戻っていきました。

 

「一生」というフレーズを使うのであればせめて本当の意味でその洋服の「一生が終えるまで」僕は自分が売った洋服たち、モノたちと向き合いたい。

 

あぁ、そうかもしれない。

「一生モノ」とは自分たち人間側ではなくて「モノたちの一生」なのか。

きっとそれが正しいな。

書いていく流れで本当に今、そう思った。(だから書くことに意味というのがあるのだとそれも思う)

 

この世に生まれたモノという命と最後まで向き合うこと。

そんなお手伝いもいつでもぜひご相談下さい。

僕の願いはいつもモノが最後、欠片も残さずにボロボロとなっていくこと。

それほど愛される洋服たちをセレクトし、作って、売って伝えていきたいと思うのです。

 

今回のリペア補修料金 5000円+tax(約10箇所)

 

僕らの「並々ならぬ」が少しでも伝わったら嬉しいなと思います。

 

 

 

Urano Takahiro ウラノ タカヒロ
Urano Takahiro ウラノ タカヒロAuthor

Garage EDEN shop Editor.