単に売るだけで終わりにはしたくない
以前から請け負っていることのひとつに購入後の「リペア」や「カスタム」がある
ちょうど今は多くのアイテムを預かっていて不思議なことにそれらは同時的に集まるのが不思議（なぜだろうね）
ウェアで多いのは着用の経年により「裏地が破れてしまった」や「パーツが外れた」などが多く、パンツも「ボタンが取れた」それと「やっぱりパンツ丈を少し短くしたい（裾上げ）」など
「ファスナーの引手が壊れた（外れた）」、「縫い目が外れた」（カットソーなど）
「ブーツのソールが減ってきた」、「革の色を変えて欲しい」・・・
リクエストも様々
「壊れる」まで愛してくれることはとても嬉しいこと
モノは命なのでモノが生きていく上で人間同様に時に傷がつくし、痛みは増える
残念ながら自己回復力は備わっていないので、時にオペやお薬が必要になる
もちろん「さすがにこれはもう治らない」という案件も時にあるけれど、ほとんどの場合は自分の店の中で僕かイタウ、あとは外注先の専属職人たちによってどうにか復活させていく
それもまた僕らの仕事だと思っている
・レザー専属職人
・靴、小物関係の専属（以前までは店の近くにいてすごく心強かったけど・・・経費削減のために少し遠くへ引っ越してしまった 汗＝メール等での日々相談＋発送で対応）
・布モノスペシャリスト専属
＋イタウ部長
この4人でほぼほぼどうにか治していく
リペア関係は初期不良に関しては当然全て当店負担（無料）対応
経年後の分の関しては全て利益なしの実費のみ負担頂いております
で、今日の話は「リペア前カスタム」について
単純な話
「ずっと履くから出来るだけリペアの必要がないように手前で防御（ディフェンス）しておく」
ということで
こちらのスニーカーに〜
こんな感じでアフターカスタムとして VIBRAM ソールを装着のリクエスト
うちの店では以前から割と定番的にリクエストのあるカスタムでスニーカーというスタイルのアイテム（ソールがフラットなタイプに装着可能）に貼ることでボディソール自体が歩行時に減るのを防ぎ、貼り付け部分のソールが減ってきた時点でまた張り替えを行うことで永続的に履いていくことが出来る
またカスタムソール分の厚みも出るのでクッション性自体もあがりますので身体的にもメリットがあります
杉綾のデザインのソールなのでほんのりと無骨な匂い感も増すのも個人的には好きな部分
まったくのフラットのラバーもありますがそれだと単に厚みが増した感じになるだけなのでどうせなら少しだけクセをつけるのもいいなぁと思うのです
こんな風に事前に防御力を上げるカスタムも提案出来ますし、もちろんスニーカーソールが減った場合でもパテ埋め的に補修をするリペア技術もうちの職人はその腕を持っていますので対応が可能ですのでご安心を
＊ カスタムやリペアは各職人のスケジュールでの進行となりますので明確なお渡し期間などは見積もりや依頼後となりますのでご希望等あればまずはお問い合わせからどうぞ（当店お買い上げ商品であれば購入後無期限で全て全力対応致します）
（ 週刊日和 ）
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