頭の整頓を繰り返し

こんなにもまたブログから遠ざかっていた。
特段として忙しかった。
そしてそれは続いている。

頭の整頓であったり、空想や妄想の時間に浸る暇すらなく。
それでいて眠れない日々が続き続け、それはほぼ毎日だった。
1週間、10日とそれは続き、ようやくと倒れ込むように静かで深い眠りが出来たのは今日くらいなのかと思った。
それでも5時間、そんな朝。

あぁ、やっぱりなにか書きたいな。
書き記すことへの渇望が在った。

どうしようもないほど回り道ばかりをしてしまう自分。
別に卑下することはないと分かっていても、それでもどこか自分自身をつい問い詰め、追い詰めてしまう。
それはきっと幼少期から変わることない自分自身の性格と逆説的にそうしないと生きてこれなかった救済方法だったように思う。
自我、アイデンティティの確立の為の若い時間をそう過ごしてきて、それは今から変えようもないような気がする。
ライブを振り返ればまさしく自分が如何に同じところを再生する壊れたテープレコーダーであることを認識できる。

さて、話が変わる。
唐突に。

急に仕事らしく・・・

今日 23:59

Portaille(ポルタユ)

2024 AW Collection のご予約締切となっております。

おかげさま(それは FAMILY の皆様、ブランド様)で今回も沢山のご予約を頂けて嬉しいです。
どれが人気であるとか、正直あまり意図していない。
僕の店は僕の店。
僕が良いと思ったものが最終的にはいつも人気になってくれたら嬉しいし、そうでなければこういったショップは意味が無いとも思っている。
デザインはどれも秀逸であとはお好みから選べば良いというのが僕の考え。
今回はその下地として「革の良さ」を主に伝えたかったコレクション。

実際の僕の私物をライブごとに磨いてメンテナンスを施してそのビフォーとアフターで革がどのように進化、深化していくのか。その後にそのモノの真価が見えるという意味合いを持たせたかった。

ライブは以下でアーカイブをご覧になれます。

* 会員制ライブはメンバーのみとなります

その後にせっかくなので写真にも残しておきたくて撮影をしました。

ライブにて右足だけを磨いてみた状態
明らかに革の艶が上がり「革が育っている」ことが明確に伝わると思う。
ベースの革は「FILLED STEER」と名がつくフルベジの革で表面を吟スリ(解説はライブをご覧あれ)しているので磨きを入れる前は比較的マットな質感の仕上がり。

磨きを入れた右足のアップ

磨き前の左足のアップ

明らかな違いが如実過ぎて色こそ同じだけれどまるで違うレザーのようにも見えるし感じるだろう。

・・・

これでは僕自身(僕の私物だから)ちょっとさすがに履いて街に出れないので

右足同様に左足も磨いてみました。
ライブでは何気に結構な時間磨いていたので、左足を右足に揃えるためになかなかの時間を要しました。(ふぅ、疲れた)

「新品よりもカッコよくなるモノでないと意味がない」

これは僕の持論。
もちろん肌着に近いカットソーなどにそれを求めるのは酷だと思っているのは自分でも理解しているが、特にレザーアイテム、デニムを始めとする布帛のアイテムなど
そうでなかったら楽しさ半減。

「あぁ、これを履き続けて(着続けて)よかったな」

それが 時の洗礼 だと思うのです。

その洗礼を受けてなお輝くモノ

そんなモノを手にして欲しい、出逢って欲しい。

出来れば・・・

その1つのモノで人生観すら変わるようなモノ

そういうモノとの出逢いが楽しくて、僕はこの仕事を続けてきました。

なにかの参考になれば幸いです。

 

Posted by:Urano Takahiro ウラノ タカヒロ

Garage EDEN shop Editor.