さてさて準備でバタバタ

おかげさまで(いや、これは自分のせいだ)追い込まれております・・・
週末のコレクションへ向けての準備が佳境と言いたいところですが、まだ佳境に辿り着かない序章(準備の序章)状態 汗

ここからあと数日で一気に巻き返し予定ですが、本番前にぶっ潰れても困ってしまうので自分の体と心とも相談しながら進めいこうと思います やれやれ

んで今日は革パン日和=モノの話のブログ

先週はデニムのお話

最初より「E」なるモノしか信じない 「革パン日和」_ 1/639

Live でもざっくりですが動画を使って経年進化の話もしています

お時間あればぜひどうぞ

どのアイテムもそれぞれ先週書いた通り「最初よりも『E』よくなるモノでなくてはならない」と

「E」は今更ですが「カッコ」=「」良い=いい=E で 「E」 です

今週はそのシリーズの足元の代表

* 現在完売中で次回用レザーをタンナーが必死で製作しているので革アップ次第また追加オーダーの機会を設けたいと思っています

ブーツなどもやっぱりと「進化」「深化」ののちに「神化」(おおげさだけど)していくことが必須だと思います
その先に「真価」が見えてくる

ブーツ、靴はその構造上も非常に大切でセメント、マッケイ、グッドイヤーウェルト、ノルウィジャン、BLRなどその造り込みによっても履き込んだあとのアフターケアの違いやコバの張り出しバランスなども大きく異なる
その上でさらにソール素材や使う仕様素材によってもその後に何年、何十年と履けるものかも違ってくる
そしてもちろんアッパー素材であるレザーなどのマテリアルは言わずもがな1番大切な部分でもある

深く深く刻み込まれていくそのシワたちはまさしく「生きた証」とも言える
カッコつけだけの言葉としてだけではなく実際にその足に履いて、歩みを共に過ごすのだから実際的で本当の意味で一緒に生きてると言って良いと僕は想う

この写真では Thee Old Circus の IRON Leather を使用しています
鉄の意味を持つオリジナルレザーで使用する原皮は輸入物ではなく全て日本原産の原皮のみを使用して、その上で国内原皮では非常に貴重な1.6mm以上の原皮のため、その素材集めだけで大きな時間が掛かる 具体的に10足分の革を作ってもらう為だけに素材集め、原皮の下仕上げから始まり実に半年以上の歳月が必要なためリリースまで本当に時間がかかるのだけれど、その硬さとその厚みでなければ、深く刻まれるシワが生まれないことと単にそれは硬さのみで生まれるシワではなく、シワがクラック(ひび割れ)しないように多重にオイル入れを重ねることでそのシワは重厚なままに足の形に残っていく

タンナーと共にオリジナルの革を作り出すことなくレザー問屋から仕入れの革を使うことももちろん可能だけれど自分自身が思い描くそのシワを描き出すために

* 現在はリリースしてない過去アイテム(これも Thee Old Circus)

履きこむこと
身につけることで

「E」

それは日々
「買って終わりではなく買うこと、手に入れることはスタート」
もちろん

そして、僕がお店として大切に考えてることはその「買ってからのその先」のサポート役でも在るということ

アフターケアの方法やリペアへの対応はもちろん、スタイルとしてのご提案
そういう意味で僕自身は
「売ることは終わりではなく、同じくスタート」
なのだ

「一緒に育つこと、育てること」

ある種僕と皆様との共同作業的なことが始まる

この恵比寿のお店はあと1年半ほどで終わりとなりますが、その後のケアやサービスは店頭がなくなっても対応をさせて頂きます
僕はモノを手渡す責任者としてそういった「その後の育ち方」を大切に思っています

ぜひ本当の意味での本物のモノを手にして欲しいなと

そんなことを想います

 

( 週刊日和 )

月曜日 —「お散歩日和」 日常の在り方つらつら
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水曜日 —「ロックンロール日和」 心が揺れる音楽・乗物つらつら
木曜日 —「革パン日和」 モノの在り方つらつら
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土曜日 —「牛丼日和」 愛の在り方つらつら
日曜日 —「ピクニック日和」 ブログはおやすみ

* 毎月11日は ” One Family ” 「遠足日和」の記事となります(月刊日和)

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Posted by:Urano Takahiro ウラノ タカヒロ

Garage EDEN shop Editor.