なんだかこの2、3日でまた季節が進んだように思えます。
夜は半袖だと寒いくらいでしたので、急遽レザージャケットを羽織ってみたりと。
やはり、この秋の入り口でちょっとレザーを羽織ったりできると、
すごくテンションが上がります。
タンクトップや半袖Tの上からレザーを羽織るくらいが一番好みです。
レザーと合わせる時はそのくらいが最高にカッコいいのではと思っています。
皆さんはいかがでしょうか?
さて、前回のブログでは”Thee OLD CIRCUS”より同素材のカットソーと
タンクトップついてご紹介して参りましたが、今回は注目されている方も多いと思われる
ダブルレザーライダースについてご紹介していきます。
<Introduction2> Thee OLD CIRCUS-9 【9-9301 レザー ダブルライダース】
男なら誰もが一度は憧れると思われるレザーダブルライダース。
Thee OLD CIRCUS – 9 – / 9−9301 / ” Dying Fascist ” / グレイブ・ホースレザー ダブルミラーライダースジャケット [OLD BLACK]
過去、サーカスからはダブルライダースというものをいくつかリリースを繰り返してきましたが、
ここまで男らしく主張性の高いダブルライダースは初めてのことです。
以前は、形こそはダブルライダースではあったものの、フロントの合わせ部分を
シングルに寄せたセミダブルというディテールを用いており、
また、ポケット部分もハの字のスリットポケットのみという
削ぎ落とされたデザインが主流でありました。
今回のこの主張性の高い(むしろ、こちらが一般的にはスタンダードと呼ぶべきかもしれない)
デザインに至ったのは、今季のコレクションテーマ”GUERNICA”の物語を紡ぐ上で、
デザイナーが思うライダースの解釈を再構築し、新たに作り込みをかけた結果、
不変性を持ったダブルらしいデザインに仕上がったとのことに。
そしてデザインやディテールだけでなく、使用されている革も新たなるレザーマテリアル、
“グレイブホースレザー”を採用。
それらは、僕の地元でもある姫路市で製作されたベジタブルタンニンによるホースレザー。
ハリとコシのあるホースレザーをベースに大量のオイルを含有させることにより、ベースは仕上がる。
更に縫製した後にも職人達の手により1着づつ、特殊ワックスを使った仕上げ加工により、
この姿は完成されています。
(正式には未完です。着て育てていくことにより完成されていきますから。)
ここで実際に着用したスタッフの声を・・・
「ハリとコシのある質感はこれぞ”革ジャン”と思わせてくれます。
着始めはその硬さ故に鎧を着ているような感覚ですが、着込んでいくと
革もだんだん柔らかくなり、自分の体にフィットしていくのがわかります。
デザインは不変的なライダースデザインですが、シルエットが徹底的に絞り込まれている為、
野暮ったい印象はなくスマートに着用でき、モードからデニムのスタイルまで、
幅広く対応できると感じました。」
それではその中身について解説していきます。
<ディテール>
不変的なライダースデザインとなっていますが、それでも必要最低限の
パーツ配置となっており、ミニマムな印象を持っています。
ダブルの特徴でもある大きな襟も絶妙なサイジングでコンパクトな印象に。
ファスナーを上まで閉めることで、シングルのような雰囲気にもアレンジが可能。
黒いレザーの上からよく映えるファスナーはYKK社の”エクセラ”ジップを採用。
このファスナーから放つ光沢の美しさとレザーのコントラストがラグジュアリーな印象を与えており、
モードらしさも伺えます。
アーム部分にはスパイラルアームデザインを採用しておりアーム全体が
前傾方向へ湾曲を描いており、これらは着用時、腕にかかる負荷を無くすことで、
自然なフィッティングを可能にしています。
その為、着用後にハンガーへ吊るした際には、立体的なアームの形が残った状態を
一覧することができ、着用しない間も飾って楽しむこともできます。
レザー、特に硬いレザーでありましたらこうしたディテールでフィッティングへの
不可を出来るだけかけないようにする配慮はとても大切な部分であると思いますし、
永く着てもらう上では必要不可欠と考えます。
背中にはバッククロスダーツを配置。
このアイコンがサーカスらしさはもちろん、
哀愁漂う男の背中を演出してくれると僕は思います。
model:165cm、54kg
着用サイズ:0サイズ
<素材感>
“グレイブホース・レザー”
「グレイブ=墓」という意を持つサーカスのオリジナルレザーを使用しています。
ベジタブルタンニン鞣しで鞣されたホースレザーであり、
ハリとコシのあるレザーに仕上がっています。
革の段階で大量のオイルを含有させ、縫製後にも
1着づつ特殊ワックスで仕上げ加工を行うことにより、
重厚感のある表情と艶感を生み出しています。
また、経年変化も楽しめるレザーとなり、着込むことで磨かれる艶や、
腕の皺などもくっきり残るのでジャケットを脱いだ際はまるで脱皮したかの如く、
着用者が着た跡を残します。
このことから、長くじっくり育てるレザーということが伺えると思いますし、
「一生もの」という言葉も当てはまるかと思います。
<着用感>
冒頭のスタッフのコメントでもあったように、着始めは鎧のようにガチガチな
着用感になりますが、着込むことで体に馴染み自分のものへと昇華していきます。
まずはひたすら着込むことでしょうか。
出来るだけ早く馴染ませたい場合は、家の中で着用するのもいいかと思います。
<スタイリング面>
王道でもあるデニムパンツとのスタイルはもちろんですが、
モードの匂いを漂わすパンツとも相性は良いと考えます。
bottoms>
Thee OLD CIRCUS – 9 – / 9-9191 / “Star Drop” / 13.5oz ストレッチデニム Rot-9 ジョッパーズ クラッシュパンツ [OLD BLACK]
boots>
Thee OLD CIRCUS ” 1973 ” / CB-911 / ” Black Sign ” / イタリアンショルダーワンピースバックジップブーツ [NERO]
wallet chain>
Thee OLD CIRCUS ”Old Number” / 714 / RADIAL / Short Wallet Chain [DUST SILVER]
bottoms>
Thee OLD CIRCUS ” 1973 ” / 9155 / ” Dusty Way ” / C/R ツイル ストレッチ Rot-9 サルエルパンツ [DUST BLACK]
boots>
Thee OLD CIRCUS ” 1973 ” / CB-911 / ” Black Sign ” / イタリアンショルダーワンピースバックジップブーツ [NERO]
wallet chain>
Thee OLD CIRCUS ”Old Number” / 714 / RADIAL / Short Wallet Chain [DUST SILVER]
「率直に言いますと、自分も買って着潰してみたい!と思わせてくれるレザーです。
平面的な姿を着用を繰り返すことでどんな姿に変貌するのかが楽しみで仕方ありません。
楽なジャケットではありませんが、育てる楽しさを得られることを考えると、
それも可愛いヤツだなと思わせてくれます。
もちろん安価なものではありませんので、悩むのは当然ですが、
長く付き合えるレザージャケット、または相棒として付き合って
いくとならば、決して高い買い物ではないとも考えます。
試着や撮影をしていて思いましたが、
自分用に個人オーダーをしておくべきだった〜!と後悔しております(笑)。」
初めての1着として選んで頂いても損は無いと考えます。
まずは店頭でお確かめ頂ければ幸いです。
その他、このダブルライダースについてご質問ございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
季節も本格的に進み始めますと、いよいよ秋物たちが本格的に動きを見せます。
そして、このダブルライダースも例外ではございませんので、
是非お早めのご検討をよろしくお願い致します。
また、10/1より消費税の増税に伴い、当店でも全ての商品が
新税率へと変わります。
是非そのことも加味した上でお買い物を進めて頂ければと思います。
次回も同じく”Thee OLD CIRCUS”のAWアイテムからご紹介させて頂く予定です。
アイテムについてはアップ当日までのお楽しみとしてお待ち下さい。
(※最新入荷アイテムの記事を優先させて頂きますので、予定を変更する場合がございます。)
ここまでお読み頂き本当にありがとうございます。
もう少し短めにまとめるつもりでしたが、
ライダースがテーマだった故につい長くなってしまいました。(汗)
どうかお許し下さい。。。
それでは今日はこの辺で。
次回姫路店の更新は9/24(火)を予定しております。
是非、次回も楽しみにお待ち下さい。