カスタム事例 _ パンツウエスト出し(詰め)

パンツのウエスト出し

ベースでお買上げ頂いたのはこちらのパンツ(すでにSOLDとなります)
— incarnation / インカネーション / 32071-6472WF / W-PKT W-SNAT PACK PANTS(Garage eden exclusive model) [T91 / BLACK]

昔馴染みのお客さん。
御予約での購入。
予約は半年前の展示会時・・・半年でまさかのボディのボリュームアップ。わお。

僕「どうする?キャンセルでも仕方ないね」

FAMILY「いやいや、どーしても欲しいんっすよ!メッチャカッコイイし!!!でも痩せるガッツが今無いっす!!!」とハツラツ。わお。

僕「うーん・・・じゃぁ、ウエスト大きくする?」

FAMILY「んなこと出来るんっすか!!??じゃぁそれで!」

・・・とあっさり解決。
特にこの事例の場合はモモ〜膝辺りのサイズは全然問題がなくていわゆるお腹だけぽっこり太ってしまったという事例でウエストのみを出せば大丈夫じゃないかぁっていう結論になって進行しました。

ボディが特殊なエラスタン+ リネン(麻) 入の素材でしたがなるべく目立ちづらい手持ちのブラックの生地(同様にストレッチ入りをチョイス)

incarnation のパンツはパターン自体も特殊ですのでどこの部分に生地を差し込んでサイズアップさせるかも考えどころ。今回はフロントからは分かりづらい位置を選びました。

元気ハツラツに「いけるところまでマックスで!」というのでほぼ限界値の6cm(全周)程度のサイズアップ。

パッと見ると意図的にここだけ切り替えたのかのような感じで一種のデザインにも見えなくない仕上がりでこれはこれで結構カッコイイのでは?とも思う。

それでそれで職人技が光るのはやっぱり内側(見えないところ)です。
このパンツはマーベルトと呼ばれるスラックスなどに使う手法を用いたパンツで(さすが!手が込んでるですな)実の実はこの内側の処理はお直しとしてはかなりクオリティが求められる部分でした。

「お願いサカイ先生〜!!!」(お直し職人の方のお名前)って感じで腕を超絶信頼してますので基本は全部職人任せ。素晴らしい仕上がり。ほつれもないようにロックの処理をしつつ縫い代も出来るだけ足の部分に違和感なく沿わせてアタリが少ないように仕上げてくれました。

パンツによっての限界値の変動やパターンによってまったく不可という可能性もありますが(素材とかも)基本的にはほぼほぼ対応可能ですのでぜひお気軽にご相談下さい。

* 今回の事例は「ウエスト出し」ですが「ウエスト詰め」ももちろん可能ですからね。

— プライスリストも参考に