カスタム事例 _ エンジニアブーツのバックジップカスタム

こんな大掛かりなカスタムも出来ますよ

「チャック付き」(右)と「チャックなし」(左)

ある種の永久的な課題でもあり壮大な悩みでもあります。

特に作り手でもある僕は余計にそう考える。

便利さの追求としての有り、とそれを超越した見た目としての無し。
あとは個人のお好きなように。
じゃぁ、お好みにお答えします。

「着けたい方へはあとからカスタムしますよ〜」

今回カスタムしたアイテムは以下
— incarnation / インカネーション ” eden 別注 ” / 32111V-7687VB-EDEN / Horse Leather Engineer Boot [91N / BLACK](刺繍は10周年モデルの超限定です)

 

ビフォー・アフター状態を並べました。
今回のケースではヒールカップ(かかとの部分)をブチ抜きにすることも可能でしたが、そうすることでヒールの補強が弱くなり全体の型が崩れやすくなることを勘案してヒールの手前部分までのファスナーカスタムとしました。(もちろんFAMILYとの相談)

incarnation のホースレザーの製品染めのモデルですので革は当然しっかりゴツ目で職人もなかなか苦戦したとのこと。(笑)

YKK EXCELLA(YKKファスナーの最高峰)の1番しっかり目の8号スライダーエレメントを使用しました。ファスナーも実費で手配しますがサイズなど含めて受注制となりますので、このカスタムに関してはファスナー納期+カスタム納期と両方掛かりますので御時間は少し長めに掛かる(大体1〜2ヶ月)のでご理解下さい。

ファスナーをつけるにあたりエレメントが肌に直接触れないよう(冷や!ってなるしね)レザーの当て革の加工もしっかりと施します。

毎日ガンガン履くためにあなたはどうしますか?
靴は人生を示します。
5年、10年その先へ。
ずっと共に人生を歩くモノだからこそしっかり日々のケアやメンテナンスも含めて大切にしたいですね。

— プライスリストも参考に