4月に入り、ようやく春らしい陽気を感じる日が増えて来ました。

昨日までは非常に気温も安定していて、日中はやや汗ばむほどの暖かさを感じる1日でしたね。
ようやくクローゼットに仕舞い込んでいた春物アイテムを引っ張り出して軽快なスタイリングで出勤出来たことに喜びも感じておりました。
今日は早朝から雨が振りやや気温も下がっていましたが、それでも真冬ほどの寒さではなくやや肌寒い程度の気温だった為ようやく長かった冬に終わりが訪れたのだと実感致しました。

さてさて、先週は月曜日から怒涛の新作ラッシュがあり、各セレクトブランドから続々と今季の新作アイテムが入荷致しました。
日頃当店のWEB SHOPを拝見いただいているFAMILYの皆さまはもう新作のアイテムを拝見いただいたかと思いますが、改めて私のブログでも今回の新作とスタイリングをご紹介させて頂きます。

まず最初にご紹介したいのは当店がセレクトするブランドの中でも根強いファンが多く、繊細で無骨さの漂う世界観が魅力のincarnation の新作アイテム。
今季2019 spring / summer の最終デリバリーの作品となります。

>>> incarnation / インカネーション / 31811V-7595 HORSE LEATHER SANDAL 4 HOLES LINED – EDEN exclusive – [81T / GRAY]

今季最後のリリースとして入荷したこちらの作品は今回、当店でバックフックを別注したモデル。
サンダルとして、あるいは軽快な革靴として様々なスタイルでの活躍が想定されると考え今季セレクトした作品に特別発注を依頼し作製された逸品となります。

商品ページの方にさらに詳細な情報を記載しているので、今回のブログでは私個人がピックアップした皆様に伝えたいと思う情報を記載させて頂きます。

バックディテールを擬宝珠(ギボシ)フックで開閉するデザインとなっており、非常に着脱が簡易となった実用性の高いデザイン。

主張しすぎないデザイン構築となっており、ストイックかつ繊細なincarnationの美しい世界観を感じます。
実際に着用しストレスのない着脱を感じることでサンダル、あるいは軽快な革靴として非常に使い勝手の良い作品であることを強く実感させてくれます。

製品として仕上がった後に染色する製品染め染色加工を施しているため、裏地に貼り付けられた革も独特な色合いを表現します。
経年変化することでさらに味わい深いレザー特有の楽しみを実感頂けます。

バックフックを閉じることでしっかりとしたホールド感を体感することが出来、快適なフィッティングと軽快な着用感を約束します。
かかと部分とつま先部分はサンダルらしく開放感のある作りとなっていて、夏〜真夏の気温が高いオンシーズンでの着用でも十分な通気性を確保します。

実際に着用し足を稼働させた際にはカカト部分に適度な浮きや余白部分が生まれますが、足首とつま先部分できちっとホールドするため、通常の靴やブーツなどではデメリットとして捉えられてしまう部分も開放感のあるサンダルとしての通気性を補助する役割となる為、むしろ有益な作りであると私は思います。
素足で着用する機会の多いサンダルなので、過度なムレや汗を発散させる通気性は非常に大事な部分ですからね。

一見革靴のように見えるサンダルを用いたスタイルをご提案させて頂きます。

FITTING PANTS >>>  incarnation / インカネーション / 11883-6410C COTTON 98% ELASTANE 2% PANTS SARROUEL CARGO SHORT [T91 / BLACK]

同時期にリリースしたincarnationのジャケットとサルエルハーフパンツを用いて春夏らしい軽快な印象のジャケパンスタイルを意識して組み上げたコーディネートとなります。
革靴の要素を兼ね備えるこのサンダルのストイックさと繊細さを活かし、綺麗目な印象が漂うジャケパンスタイルを良い意味でドレスダウンさせリアルクローズな雰囲気に落とし込んだスタイリングとなります。

こちらのスタイリングに用いたジャケットも先日サンダルと同日に入荷しリリースされた新作ウェアの一つとなります。

>>> incarnation / インカネーション / 11882-172 COTTON98% ELASTANE2% 1B JACKET LINED [T91 / BLACK]

非常にシンプルかつベーシック・プレーンな印象のジャケットとなっており、ジャケット特有のストイックで優雅な印象を内包しつつこのブランドらしい立体的パターンを彩るオーバーロックステッチが繊細な印象を演出する作品となります。
素材はコットン・エラスタン混紡のストレッチ性が高く、非常に軽量な素材を用いて今時期にちょうど良い厚みと通気性を実現する素材となります。
フロントボタンにはメンズジャケットではあまり見られない1つボタンでデザインされており、適度なカジュアル感を構築し日常的なジャケットとして幅広いスタイルでの活躍が想定されます。

フロント部の裾構築は背面よりもやや着丈が長めの変形アシンメトリーデザインとなっており、自然に『ハ』の形に裾が開くフォルムシルエットとなります。
その為、フロントを開いた状態での着用でもウエストがキュッと引き締まったくびれを作り出し、タイトで美しいシルエットを演出します。

余計な装飾を一切排除したシンプルかつプレーンな印象のジャケットですが、実際に着用した際のバックディテールの繊細な雰囲気にも着目頂きたく思います。
わずかにステッチの目が露出するオーバーロックステッチ特有の表情が縫製パターンに沿って存在感を放ち、無骨で繊細な雰囲気を彩ります。
繊細さと無骨さを兼ね備えたディテールであり、私個人としてもこのディテールの格好良さに魅了されており、私同様にオーバーロックステッチが持つ魅力に取り憑かれたファンも多いのではないでしょうか。
さらに先日入荷した新作アイテムの中から一際異彩と独特な存在感を放つTシャツも合わせてご紹介させて頂きます。

>>> JUVENILE HALL ROLLCALL / ジュヴェナイルホールロールコール / 1302 / ”GAME OF DEATH” T_SHIRTS [WHITE SMOKE]

毎シーズン独特な感性と世界観から形成され、当店でも着実にファンを増やしつつあるJUVENILE HALL ROLLCALLからの新作ウェアとなります。
このブランドでは定番的なオーバーシルエットのTシャツのボディを用いており、ややルーズな着用感がストレスを一切感じさせない逸品となります。
この作品の見所は何と言っても・・・

胸元に大きくプリントされた「死亡遊戯」の文字。
今季のJUVENILE HALL ROLLCALLが掲げるテーマ『GAME OF DEATH =死亡遊戯 』をそのままプリントされたデザインのシンプルだが強い存在感を放つ作品となります。

私自身このテーマには特別な思い入れがあり、過去にブルース・リーを祖とする思想・格闘技であるジークンドーを嗜んでいた事があり、さらに同名の映画「死亡遊戯」もどれくらいの回数鑑賞したか覚えていないほどのブルース・リーファンの一人でもある為です。
好きなモノとブランドが掛け合わさった個人的に一押しで最高に格好良いと思っている新作アイテムの一つです。

このTシャツを用いてオススメするスタイリングとしてまず提案したいのは、上下を同じブランドでコーディネートしたスタイリングとなります。

FITTING INNER >>> JUVENILE HALL ROLLCALL / ジュヴェナイルホールロールコール / 1246 / ” HERMIT KINGDOM ” PRINT DEFORMATION KNIT [BLACK / HERMIT KINGDOM]

FITTING PANTS >>> JUVENILE HALL ROLLCALL / ジュヴェナイルホールロールコール / 1263 / BONTAGE SIDE LINE WIDE HALF PANTS [SAXE BLUE]

FITTING BOOTS >>> Thee OLD CIRCUS ” 1973 ” / CB-912 / ” Black Neon ” / リリィレザーレースアップバックジップブーツ [NERO]

ゆったりとしたサイズ感と同じブランドのアイテムを着用する事で、今季このブランドが提案する世界観を一身に詰め込んだコーディネートとなります。
ゆとりのあるサイズ感ですが、だらしなく見せないよう足元には当店らしいストイックで無骨な印象のレースアップブーツを組み合わせ、スタイル全体を引き締めるように意識しました。
Tシャツのインナーにはロングスリーブで特徴的なデザインを持つニットウェアを組み合わせ、レイヤード感を強く演出する事でスタイリッシュかつ特異な存在感を作り出しました。
個人的に非常に気に入っているコーディネートの一つです。また、このTシャツは異なるカラーリングでブラックもご用意しており、先ほどまで紹介していたホワイトとは大きく異なった印象を放つアイテムとなります。

また、当店のWEB ショップで掲載している今までにリリースされたアイテムも明日から日々追記などをしていく予定となりますのでぜひ合わせてチェックしていただければ幸いです。

 

Posted by:John Morishita ジョン・モリシタ

Garage Eden Ebisu Shop Stylist.