今週は大型ファミトラ予定

この店のやりかた
特別で特殊だと
別にそれは「だれもやっていない」からだとか「こんなこと他にないだろう」という考え方ではなくて僕なりですけど
「これが自分のやり方」と決めている
他という大きな意味での世界のことは僕には分からない
僕は僕と僕の店という小さな世界に生きていてその中で自分にとっての正しいことや楽しいことをやっているつもり
そんなだからお店には今ほとんど在庫と呼ばれる商品がないし だから日常あまり来店もないのだけれど・・・

で、じゃぁヘンテコな店でなにが出来る?

それは徹底的に御予約分に注力すること

・寸法の調整(もちろん限度や限界はあるけど)

・色味の変更

・各部ディティールの変更

などなど・・・

今シーズンのインカネーションの御予約分
モデルナンバーで言うと
11-41567_HORSE LEATHER NO COLLAR MOTO LINED JB-8 BLACK EDITION_91NBK

一見するとプレーンなモデル
でも細部の作り込み、パターンニングはある意味でえげつないほど

オーバーロックのステッチのブラック化
寸法調整
裏地のブラックカスタム
ファスナーもブラックのエディション
写真はないけどデザイナーのシグネチャー(サイン)別途付属
等々

1番大切に思っているのはオーダー時までの会員様の要望や趣味趣向をどれだけ自分の中に積み上げることが出来るかどうか
単にリクエストに応えることはブランド側へその内容を投げることで完結するのだけれど、それだけでは意味がないしそのリクエスト自体や調整部分はその方自体の身体のサイズを理解していないと出来ないのでとにかく事前資料が大切でそれが出来ていないと本当の意味で気に入ってもらえる作品には仕上がらない
そしてそれをセレクトの場合は(自分のブランドでも同様)ブランド側とも共有していくことで「あぁ誰々さんでしたらこの方がいいですね」というミーティングまでできることを目指している

「ご予約ありがとうございます」

という定型分で完了する店ではなくてご予約にあたり時には「こっちの方が気にいると思いますよ」という案内が出来てこそ、そのセッションが出来てこそやっと意味があると思ってる

気に入らなければ返品、キャンセルでいいですよ

それがモットーというよりはお約束
当たり前ですけどそんなことがあればお店は大打撃の大ピンチですので、そうならないように死ぬほど考えてプレゼンアプローチをするしやりとりをする
自分自身を崖っぷちに置くことでそれ以上下がれないから自分の命も張れると思ってる

もちろんその中で年に1,2着は僕自身の選球ミス(どうしてもそれは起こり得る)はあるけれど、その分は作り直し(お時間は頂いちゃいますけど・・・)させてもらったり

こんなやり方自分でも異常だとは思っているしある意味ではリスクしかないので、常に心は平穏ではいられれない
過剰ストレスや負荷が掛かる(身も心も)
だから5年と決めた
これを生涯とはちょっとさすがに言えないもん
壊れちゃう

だから残りあと1年半、2年くらい

さぁ全力でいきましょうか

早いもんで「次」が見えてきています(そのミーティング中)

ぜひ お楽しみに

( 週刊日和 )

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Posted by:Urano Takahiro ウラノ タカヒロ

Garage EDEN shop Editor.