エンジニアブーツという比類なき存在の意味と意義
「エンジニアブーツ」
別にそれは元々ファッションとしての定義ではなく、ある種偶発的にその時代の流れの中でファッションの一部として捉えられる存在となったアイテム
元々は名の通り「エンジニア（作業者）」のための安全靴的な要素を持っていたアイテムをバイカーがその安全性とバイクを掛け合わせて取り入れ、バイク×音楽＝ROCKERがファッションとして昇華していった
「ファッションはカルチャーと共に生まれる」
どこがどう欠けても今のステージには辿り着くことがない
どこかが欠けても面白みがない
逆を返せばそこには意味と意義が在る
—– incarnation / インカネーション / Thee Session / 11V-7687VB-EDEN / Horse Leather Engineer Boot
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お時間あればこちらのライブ配信時の紹介もご覧ください
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全くもってあらゆる、すべての意味においての普遍性
そう、それは僕自身の洋服人生そのものとも言える存在なのだから
僕の歴史は足元から始まる
最初の僕（そうですな、もう今から25年以上遡るずっとずっと前のこと）は靴屋に憧れてこの業界へ飛び込んだ
アメカジやヴィンテージレプリカが騒がれた時代に洋服へどっぷりと浸かりその流れから古着カルチャーへ入り込み、その中で上にも書いた通りカルチャーに触れる中で当時のロッカースタイルやバイカースタイルに文字通り魅了されていった。それまで比較的ヴィンテージスニーカーなどにも凝っていた中でふとバイト先の靴屋の倉庫で見つけたひとつの箱がおおげさだけど僕自身のすべての人生を変えた。
「チペワ」（CHIPPEWA made in America）のエンジニアブーツがそれだった。
レッドウィングが全盛だった中で（もちろん持ってはいたけどあんまりグッときていなかった）チペワ独特の少しだけ他よりもシャープなトゥデザイン（レッドウィングの方が少しぼってり）とマニアしか分からないけれど傍目から見て取れるその違い（ヒールの積み革の構造）が気に入った。
「もしかしたら生涯このブーツ1足でいいかもしれない」
もちろんのちに自分自身でブランドを起こすことやショップ自体を持つことまで思っていなかった僕は単純にそう思ったのを今でも覚えている。
Tom Waits、ベンジー、チバユウスケ
憧れとしてのステージ上の面々が履いていたのが単純なきっかけだったと思う
Tom Waitsが言った
「そいつが死んだ時にどんな靴を履いていたか、それでそいつの人生が分かるってもんさ」
あんまり意味は分かっていなかったけれど僕の心を震わせた
自身のブランドでもリリースを続けてきた
「それがないと始まらない」
そう思っていたから
お付き合いの中で僕自身（＝僕の店）の指針としての制作を依頼したのが始まり
変にデザインをいじることを意図的にしなかった
つまりはすべてその普遍性（不変）のため
長く、長く共に歩くことは共に生きること（詩的過ぎますかね）
で、あれば余計なデザインはいらない
シンプルにエンジニアブーツらしい構造とフォルムデザインに最高の素材を当て込めば「最高」が完成すると信じていたから
そしてそれは実現し、具現化された
あぁ〜・・・（感嘆の溜息）
どう？
最高でしょ？
色が濃い方が インラインんも存在する 12NR（バックスキン L.GRAY）でライトな方が当店限定カラーのE00NR（バックスキンEDEN GRAY）
バックスキン（これは91NR＝バックスキンブラック）にすると全体がマットな表情となり、例えばレザーパンツなどと合わせる際にも相性が良いと思っている
エンジニアブーツは足を覆う部分が増える（特にパンツのブーツインの場合など）のでそういった部分もカラー選定の参考に考えてもらえると良いと思います
マインド
使い古している言葉だけれど、これが本当の意味
この小さな世界においては僕自身を象徴しているアイテムと言い切って良いと思っている
どこまでも ROCKER で在りたい
足元が決まればそれが出来るし、足元から始まるのがやっぱり スタイル だと思っています
ジップもなし（どうしてもってご希望の方にはアフターオプションで対応は可能）
「グッと足を突っ込んで出掛けよう」
僕にとってエンジニアブーツってそんな存在
最高の自信作
ぜひどうぞ
T.M.G.E（10分 Youtube）は2本あります
お時間あればカラー解説など含めてぜひご覧くださいな
