Thee Store Collection

* 最終更新 8/29

ご予約締切り日にWEB STORE上で記載ミスがございましたので当初予定 29日(月曜日)から30日(火曜日)23:59 へ変更致します

 

National Anthem = 国歌

 

Novel.

世界は群青で染め上げられた示唆で構成されている。

僕はそれを証明しなくてはならない。

誰のためではなく、僕という僕自身の為とこの世を去ったすべての命のために。

風のない夜空に国旗がはためく。つまりはそれも示唆である。メタファーかも知れないしただの比喩であり暗喩かもしれない。

うやうやしく国旗は掲揚される。それに合わせて国歌は謳われなければならない。KID-Aから続く物語として。そしてその合唱はたった15人であっても。

誰にも護られること無く、護る必要のない国。

これはすべて

終わりへ向けての始まりだ。

 


Out LINE.

この Garage EDEN という店の最期の時間まで残された時間は僅かなもの。
その間のショップとしてのコレクションを展開していきたいと思った。
コンセプトは一律

「Thee National Anthem」

限られた会員と会員制というシステムを1つの小さな国として捉える。
1つの世界として。

ショップとしてのオリジナルコレクション。
各ブランドとセッションをして作った普遍性を持つアイテムを中心にそこへ各コレクションごとに落とし込んだ意図を持つ構成。

コレクションラインナップは以下のリンクを御覧ください

—– Garage EDEN Web Store ” RUST Collection ” オールラインナップ

Order Limit.

2022. 8/30 (火)— 23:59

上記締切日以降の御予約は不可となります

今回御予約のお渡し時期は 2022.12月〜2023.3月 を予定しております
* アイテムごとの納期設定は無く工場、職人の進行具合次第となりますのでお問い合わせ頂いても返答致しかねますのでご理解下さい(お渡し時期の後ろ倒しの受取希望予定がございましたらお声掛け下さい)

* 会員様へは別途専用メールにて概要資料(カスタム可能など)お送り致します


 

 

最期へ向かう旅路。

錆び付いた道であっても。

” RUST ” Collection by Garage Eden

 


ノベルティ的マインド

当店ではすべてのご予約商品に対して無償でのキャンセル保証を設けています。
いかなる理由であっても「お気に召さない」場合は返品が可能です。(正当性がない場合は除きます)
予約という場合に単にお店としての売上の確保という名目ではなく「出来るだけ確実に手に入れて頂くため」と考えております。これが僕に出来る最大限のノベルティだと思っておりますので予約でのポイントアップ等はございませんがご理解頂ければと思います。

* お支払いはご指定がない場合すべて「商品お渡し確認後」となりますので御予約時にはポイントの使用、付与が出来ませんがお会計時にポイントの利用は可能です。(ポイント付与もお会計後に手動で行いますのでご安心下さい)

* 会員の皆様を信じているからこそ予約金、内金を頂かない予約方法となりますので大変申し訳ありませんが商品出来上がり後2週間以内のお受け取りとお支払いをお願い致します。入荷後のお取置もこれに準じます。お支払い希望時期等がある場合は御予約前に必ずご相談下さい。(ご予約商品の一括お渡し、分割お渡しなど事前ご相談にて会員様に合わせて対応致します=(例)ブーツとライダースを別の月に分けて欲しい、他のブランドの予約分とタイミングが被ったら別の月に分けて欲しいなど)

* ご来店が出来ない遠方の方へも精一杯の接客をしたいと思っておりますのでご予約に際してサイズ感など細かくご提案やご案内をさせて頂いておりますので長いやり取りが続くことをご容赦下さい。

* 各アイテムのカスタム内容やスペシャルオーダーについては各ブランドの通常コレクションに準じます。
ご不明点はお気軽にお声掛け下さい。(会員様へは別途専用メルマガにてリンク先をご案内しております)


Store.

* 今回コロナ禍の為店頭での御試着は不可となります。


Rust LEND Collection.

—– Garage EDEN Web store ” Rust LEND Collection “

Web Store へ掲載(現在加筆中)の「当店のサイズサンプル」である(Rust LEND Collection)より、自由な組み合わせで御自宅で御試着が可能です。到着後にサイズ感のアドバイスや僕とのセッションののちに御予約をお受け致します。
ご希望商品、サイズをカートに入れていただき「ご予約商品 / お取置(後日払希望)/ キャンセル待ち」という項目をクリックして下さい。
同時発送にて店頭商品をお買い上げ頂く場合はお手数ですが、会計を2つに分けて下さい。
基本的には先着順でお送りしていきますが、会員様のスケジュールも勘案しながらとなりますのでまずはご希望をお気軽にお声掛け下さい。
* 発送送料は当店が負担を致しますので返送の送料のみご負担をお願い致します。(場合によっては当店ではなくそのまま次のFAMILYへの配送をお願いすることもございます。その際東京までの送料と異なる場合がございますがご理解頂ければ幸いです)
* 貸出内容(他の方との重複等)によっては期間内の発送が間に合わないことがあることをご理解下さい。


Thee LIVE.

” RUST ” Collection 2023 #1 _ 2022. 8/27(土)20:00 〜

* 会員限定ではなくフリーライブとなります(御予約は会員様のみとなりますご理解下さい)

—– ライブ会場はこちらとなります

以下前回 RUST Collection 2022.02.26

 

 

 


 

 


Thee OLD MIND.

 

ここからは本コレクション紹介記事となります

まず初めに重要なことを

incarnation の話として前回 2023 SS コレクション開催時にお伝えしている通りこの RUST コレクションにも含まれている

—– incarnation / インカネーション ” RUST Collection ” / 12611-41257 / HORSE LEATHER HORSE LEATHER JEAN JACKET O/P ARM LINED [RUST Collection]

—– incarnation / インカネーション ” RUST Collection ” / 12611-41077 / HORSE LEATHER W-BREAST RIDERS LINED [RUST Collection]

上記2品番(ホースレザーGジャン、ホースレザーダブルブレストライダース)はインカネーションオフィシャルのコレクション(in LINE)より廃盤となります。今後の御予約対応に関しては会員専用のメルマガでお伝えしている通りとなりますので確実に手に入れたいという方は今回のコレクションが最後だと思って下さい。

ダブルブレストライダースはインカネーションというブランドの歴史の中でも非常に重要なアイコニックな存在だったと個人的には思っています。実際に多くの方に今までご注文を頂いたり店頭販売もしてきたのでとても思い入れも強いアイテムでもありました。(僕もバイカラーモデルを持っているし)
初代リリースからは時間も経ちその中でブランドが「深化」していく中でも常に「ベース」「基軸」「礎」として在ったように思っています。当店別注の「バンザイダブル」ももちろんこのダブルブレストがベースになっていてそこから着やすさなどを追求したモデルではありますが逆説的にその「着づらい」モデルはレザーというアイテム自体の原点的な意味合いもあると思っているので、なんというか・・・1着持っているとそれは本当の意味での普遍性にも繋がりいいのではないかとさえ思ってしまいます。

Gジャンに関してはまさしくこのアイテムがこの店においてのインカネーションの「潮目」を変えたアイテムだと断言出来ます。2020年だったと思いますが僕が思う古き良きロッカーをイメージして(ベンジーやチバさん)12NR(L.GRAYバックスキン)の店頭分をフルサイズでラインナップしたのが大きな反響(もちろんこんな小さな店というレベルでの大反響)を呼んで、おかげでほとんどの方がこの12NRのカラーでの同型モデルを御予約してくれました。実際にインカネーションのアイテムとしてはたぶんこのモデルが当店の歴代販売数NO.1ではないかと思います。ちゃんと計算したことはないけど。

それこそ常にコレクションごとや新作リリースごとに言っていますが

「いつまでも在ると思うな・・・」

という感じです。
「・・・」の部分はショップ自体とも言えるし、ブランドとも読めるし、そしてもちろん1点づつのアイテムそのものだと思っています。

洋服の多くは僕は出逢いだと思っています。運命って言ってもいい。その時のお財布事情もあるだろうしショップ、ブランドとの出逢いも含めて。その偶然性という大きなスケールの中で僕らは生きている。生かされている。
生きるって意味において洋服などの存在なんてたかだか知れたもんだというのが僕の持論だけれど、そんなある意味では生き死にに関係ないモノだからこそ僕はそこに命がけで向き合っていられる。

元来いい加減な人間で責任感がないから。
本当の意味で人の命を左右するような責任の大きな場所でこんないい加減な自分はとてもじゃないが生きていけない。そんな大きなものは背負うことが出来ない。もっといい加減で自分に合った場所。それが洋服でありこの店なのだと思っている。
そんないい加減な場所も残り3年という時限爆弾付き。
だからこそ、僕は自分の命を削る。
死ぬ気で向き合う。
そう決めている。

話は脱線していますが上記2点はそういう僕のマインドの中でこの店を「会員制」に変えて最初にフルサイズフルオーダーを仕掛けた僕にとって本当に強い思い入れと意味と意義のあったアイテムです。
これでファイナル。
ぜひ気になる方は最後の検討をして頂ければと思います。

次に今回の RUST Collection はようやく本コレクションとなります。
何気に前回(3月)のコレクションでは「プレ」ということで、単純に準備が全然間に合ってなくて(いや今回もだけど・・・)アイテム数も少なかったですが今回はよりアイテムを増やしてシーズンコレクションとは別枠のコレクションを展開していきます。

* ただし RUST Collection も「定番」とは違いますので都度アイテムの入れ替えなどもありますので当然永久性はありません。先程書いた通りどのアイテムもその時の出逢い、タイミングだと思ってくださいね。

今回は前回掲載展開が間に合わなかったいくつかのアイテムが増えました。

—– 12611-41517 / ホースレザーバンザイダブルブレストライダース

廃盤になるレギュラーダブルブレストをベースにそのデザインフォルムを残したまま運動可動域を広げた僕とインカネーションとのセッションモデル(パターンメイクからの完全別注品)
進化する普遍性というのをテーマに構築しているのでデザインは古びることなくそれでいて従来の「レザーは着づらい」というデメリットを限界まで排除したモデルなのが大きな特徴です。

—– incarnation / インカネーション / ” RUST Collection ” / Thee Session / 12616-2217 / ” BABY CALF ” VEST 4B LINED

「ベビーカーフ」で作ったジレ
これも完全に当店の別注モデル。「ジレ(ベスト)はとにかく1年中ある意味では1番身近に身につけることの出来るレザーではないか」そんな考え方の中でその最高峰レザーを用いて作った別注。
特に春夏であればTシャツの上などに着ることで気持ち的にも「おいら1年中ずっとレザーと触れ合ってる!」と感じてもらえます。そういったマインドも含めた上でオススメです。

今回は同型で

—– incarnation / インカネーション / ” RUST Collection ” / 12611-2217 / ” HORSE LEATHER ” VEST 4B LINED

写真のモデルは僕の個人別注のカラーで00Nといういわゆるオイルのみの無染色の特別カラー。着込んでいくとヌメ革の本来の色で染まっていく(いわゆる飴色へ進化)感じとなります。(ご希望あればお作り可能です)
こちらは上のベビーカーフのモデルの原型のホースレザーモデル。硬さはあるけれど着込めば当然しっかり馴染むインカネーションのド・定番レザーですね。プライス的には当然ベビーカーフの方が上位になりますのでプライス面も含めてインカネーションの中でも1番手に取りやすくそれでいて1年中ずっと着ていられるアイテムなのでそういった部分までを含めるとコストパフォーマンスが1番高いアイテムと言っても良いのではないかと思います。

* 写真のサイズシールは撮影用(試着の際に分かりやすいように)なので本商品に付きません

—– 32611V-7585WZ / ホースレザーバックジップスニーカー

当時(現在廃盤)オフィシャルのインラインモデルにあったオールスター型のホースレザースニーカー(と、言っても作りはブーツですけど)に「バックジップ」を搭載したこれも当店のセッションオリジナルモデル。
デザインとしての普遍性は完全体でしょう。
個人的に足元のベースは1年中ブーツですが、スタイリングの中で数足だけスニーカールックがあるとその巾は大きく広がると考えていてそういった中でいつまでも履いていられるモデルを完成させました。ベーシックなデザインだからこそ「これなら!」と思って頂けると思っています。

—– 32611V-7897 / ホースレザースリッポンスニーカー

こちらは単純に僕が「どーしても欲しい!」ということで作ってもらったセッションモデル。
いわゆる VANS のスリッポンをベースにそれをインカネーションのプロダクトへと落とし込んでもらった。「サッ」と履いてホイホイっと歩けるのが最高の魅力。一見するとただのスリッポン。されどその作り込みは最高の出来栄えというのが良いと思っています。

今回の RUST Collection は基本的には12月〜3月までのお渡し予定で「春夏モノ」というイメージです。
そういった中で上記2点のようなスニーカースタイルというのは軽量で軽快な春夏のスタイルに1足どちらか持っていると本当にスタイリングの巾が広がると思っています。
特にインカネーション以外のパンツ類の中で JUVENILE HALL ROLLCALL や Wir Lineal との親和性も非常に高いのも大きな魅力。ぜひぜひ1足ご検討頂ければと思っています。

さらに・・・

これはちゃんと Dictionary 化 しておかないと(汗)と・・・思いつつ。
スニーカースタイルのアイテムは仕上がり後のカスタムでこのような感じで+リペア用ソールの装着が可能です。
このような保護用のソールを貼っておけばソール全体を保護出来るのでこの部分だけの張替えでほぼ永久的にソールを守ってずっと大切に履いて頂けると思います。
Vibram社の為為替相場で値段の変動がありますが大体 1足 / 6000〜8000円 程度でのカスタム(実費)となります。
* 保護用 Vibram 4mm 杉綾柄ラバーソール

それから〜今回の最大の目玉となりそうなのが以下のアイテムとなります。

—– 32611-xxx / ” HORSE LEATHER ” W-RING BELT

僕自身長いこと私物で着けているダブルリングのベルト。
インカネーションのパンツはベルトループが比較的狭く(4cm=ベルトの厚みを考慮するとマックス3.8cm巾のベルトまで装着可能)またスタイル的にもあまり太いベルトが似合うスタイルではないと思っています。
こちらのダブルリングのベルト幅は1インチ(2.54cm)と細めで穴留めでなくリング留めの構造の為比較的Tシャツなどを含めたウェアへの干渉も少なく着用感、使い勝手(リングだからすぐに留め、外しが可能)が良い。
また春夏は写真のように長め(全長約130cm)のベルト端を少し垂らしたりするとよりラフ感も強調されるのが大きな特徴。
色はもちろんお好きなカラーでオーダーOK
白鞣し(小物なのでチャージアップ料金無し)もOKです

よくこの手のベルトは「ピン留めじゃないけど自然に外れないですか?」と聞かれることがありますが、革が馴染むとよりしなやかさも相まって全くと言ってズレることはありません。実際に僕も数年ずっとつけていますがズルズルとズレたことは全く無いのでご安心を!

そして!!!もう1本!!!

(写真は当時の仕上がり写真なのでボディのレザーは製品染め仕様となります)

—– 32611-xxxx ” HORSE LEATHER ” SPECIAL BUCKLE BELT

ヤバイ!!!こんなバックルを発掘してくれました。
これは実は
「ブランド創設時のシーズンだけに登場させたバックルが倉庫にありました」という小川さんからのサプライズ。
これなにがヤバイって・・・

(加工前)

裏側に「ブランドの刻印」+「ブランドネームロゴ入り」という超絶レアバックルとなります。
ブランド創設から10年以上が経つインカネーションにおいてのデットストックのバックルとなります。
なのでこのレア分は当然ながら再生産はなく「現存分のみの限定」となります。
個人的なことを言えば通常であればロゴやネームなどは「できれば無い」のが好きな僕。自分のブランドなどではブランド名すらボディに記載してないくらいですからね・・・。でもこのバックルは「裏側への刻印」という部分と僕のお店が残り3年という期限付きという意味合いも含めるとこれはとても素敵で嬉しいサプライズのように感じます。本当のレアアイテムでのセッションとなりそうで、在庫終わり次第次回のRUST Collectionへの登場も無いかもしれないのでぜひぜひこの機会に検討して頂けると嬉しいです。
今最終の残数量を確認中ですので詳細は追って追記致します。

ベルト巾は 2.54(1インチ)と3.8(1.5インチ)の2種類をご用意=バックルの大きさが SMALL と MEDIUM となります。

* 仕上がりイメージの写真は当時のレザーで現在の製品染めとは異なりますのでまた少しイメージが変わると思いますが現在の製品染めの方がかなりカッコいい仕上がりになるのでは?と思っています。

最終イメージ画像を OGAWA さんから頂きました。

剣先デザインは角デザイン(三角)となります

MEDIUM BACKLE は写真のようなイメージで「脱着可能ボタン」が装着される予定となります。(万が一ベルト本体が使い込み過ぎてダメになっても取り替え可能)=写真は3点留めですが製品は2点留め予定

※ コンチョはもちろんつきません(カスタムも不可)

SMALL BACKLE は巾の問題もありボタンが付属しないタイプとなります。

上記2点ベルトは大切な小物としてスタイリングの印象を変えます。
チラ見せの意味合いもあるしそれでいて使い勝手なども大きな重要な購入点です。そういった中で特に春夏などは軽量な格好も多くなると思いますし秋冬に比べるとウェア関係のプライスが比較的抑えることが出来るシーズンでもあるのでそういった季節にこの手の小物やスニーカーなどを揃えておくと秋冬などにも大きく活用出来ると思っています。

—– MELODY / 永久シャツ / Thee Old Circus

サーカスからも今回はアイテム数を増やして望みます。
このブランドの完全普遍的アイテムである白シャツ(MELODY)品番が無くOLD NAME 自体が製品番号という僕の中でも特別な逸品。
現時点ではまだ夏の終わりの季節なのでイメージが少ししづらいかもですが、僕としては「春を新しいまっさらな白シャツで迎える」ことはとても重要な意味があると思っています。別に4月から新入学や新年度っていう訳でない生活ですがそれでも桜の季節の時に背中を伸ばす意味でもやはり重要な意味を持つアイテムではないでしょうか?
お渡し時期は年明けになりそうなのでそういった部分も加味して検討して頂ければ嬉しいです。

*どうしてもって方には「ブラック」など他のカラーでお作りすることも可能です。(生地取り寄せ料金分ジップチャージアップ有り要ご相談)

(着用写真はちょうどこの後のパンツ類で使っているのでそちらをチェック!)

—– Thee OLD CIRCUS ” RUST Collection ” / Old Number / 0100 / ” Thee old blue ” / OVER LOCK STITCH ROT-9 FAK PANTS

僕のブランドの現在の最高到達点と思っているパンツです。
このパンツを作ってから・・・このベースを超える新作がなかなか作れない(日々考えてはいるけれど)ほどのシルエット構築とディティールワークだと思っています。
こちらはFAKと呼ばれるフェード・アウトする特殊染料を用いて作った生地で穿き込むことでデニムとはまた違った方向性で色抜けがしてきます。フェード・アウトという意味合い通り通常だと白抜けしていく染料ではなくグラデーションのように(つまり深い染料ってことですが)色が抜けていくので「育てる」という意味合いにおいてもとても味わいがあります。サーカスのウェアのみならずインカネーションとのウェアとの親和性も高いのでそういう意味でぜひ1本持っていて欲しいアイテムです。

* RUST Collection でのオーダーの場合はフロントジップのカラー変更(シルバーからブラック)やオーバーロックステッチのカラー変更(同色など=ステッチ無しはパターン変更が必要な為不可)などに対応可能。

シルエットは同型(ディティールが一部違う)で

—– Thee OLD CIRCUS ” RUST Collection ” / Old Number / 0199 / ” Thee old Stone ” / OVER LOCK STITCH ROT-9 13.5oz STRECH DENIM PANTS

ライブなどでも特集(「育てる楽しみ」とかあれこれ)したり、ブログなどでもずっと紹介しながら・・・のおかげかリリースからだいぶ時間が経ちましたがここへ来て逆に日々在庫が売れるというこのパンツ。
ちょうどサイズ欠けも出ていますので今回御予約機会を作りました。
僕も1年ほどぶっ続けで DUST BLUE(インディゴ)を穿き込んで今はブラックデニムのタイプを育てている途中で結論としては1年のほとんどを今はこのパンツを穿いて過ごしています。

*0100のFAKでこちらの0199のディティール(0100フロントジップ仕様 0199フロントボタン仕様)をご希望の場合洗濯後の縮率が違いますので若干のサイズのズレが生じますが大きな違いはないのでそちらご了承頂ければ対応可能と致します。

ROT=朽ちる 9 = 最後の数字

そういう意味合いを持った ROT-9 というシルエット
FAK素材、デニム素材どちらも育てがいもあるし、持っているとあらゆるブランドとの相性も良いので特にオススメです。

Thee Old Circus からはこの他 2116(タイトブーツカットデニムパンツ)、N-1(FAK フレアパンツ)、ワンピースバックジップブーツなどの展開があります。

 

Portaille も今回は初の RUST Collection 用に準備が出来ました。
インラインのコレクションに含まれているアイテム(ベースは僕の別注)であったり、その他まだ未発表のアイテムなどもございます。
未発表から一部超絶オススメを。

—– Portaille / ポルタユ / ” RUST Collection ” / Thee Session / M37-L3BLR VIB #9105 / ” OVER ROCK ” BACK ZIP FLAT SOLE BOOTS

これは前回コレクション時に僕のアイデアで僕の分とお1人FAMILYさまの分のみ生産したブーツ。
レザーも「GUIDI=グイディ」(当店からPortailleへ支給)の完全別注モデル。
さらにサイドの縫い目部分をデザイナー大渕さんにうちの工房でオーバーロックのミシンをお伝えして実現したさらにさらに〜の別注です。(Portailleさまとして初のオーバーロックモデル)
ワンピース型のフォルムを持ちながらサイドの接ぎ目をオーバーロックにすることでよりデザイン性の高いフォルムデザインになっています。シャフトの傾斜やタイトな細さが特徴でこれまた僕が元々大好きな VIBRAM # 9105 というフラットソールを装着。このソールはとにかく抜群の歩行性を高めます。それでいてボリュームはありながらも驚くほど軽量なソール。つまり正直言うとスニーカー型のブーツよりも軽量というブーツ。見た目は重厚感がありながらも軽量という大きなストロングポイントですので長時間歩くような日や「今日はちょっと足が疲れているけどスタイル的にスニーカーの気分ではない」という時に本当にお世話になること確実です。

・・・ある意味での心配事はあまりにも履きやすいので気がつくとついついこればかり履いてしまうという危険性があるほどです。そのくらいのオススメですのでぜひぜひご検討あれ。
レザーはGUIDIの他通常のPortailleのコレクションレザー(WAX HORSEやFILLED STEERなど)なども使用可能です。 

CORDVAN SPRIT

GUIDI(フィオーレ)

—– Portaille / ポルタユ / ” RUST Collection ” / Thee Session / PL2003-BLR HF VIB#1100 / ” 4 HOLE ” BACK ZIP LACE UP BOOTS

当店において Portaille と言えば「これ!」と言っても過言ではない 4HOLE ブーツももちろん登場。
トゥの反り返りが特徴的なフォルムで一度お買い上げ頂いた方が革違いなどで追加オーダーなども多いモデルです。
僕の店では実はレースアップの定番と呼べるブーツが少ない(基本筒型=エンジニア、ワンピースバックジップなど)のでこのアイテムは欠かせません。僕も私物で プエブロ レザー 仕様を履いていますが特に春夏のスタイルなどでは Wir Lineal などのパンツや ROT-9 系のパンツ(裾スリム系)と相性が良いのでオススメです。

—– Portaille / ポルタユ / ” RUST Collection ” / M34-L3 / BACK ZIP ” SLIP ON ” BOOTS

これまたなかなかヤバいやつ。
正直出来上がりで僕自身も驚いた。写真はお客様のリクエストでカスタムソール仕様モデル。当店の貸出用はシングルソールやダブルソールですがカスタムで 3ソール仕様への変更。わお!
スリッポンなのにスペシャルなボリュームで出来上がりました。
これだとスリッポンという春夏メインのシューズが秋冬のレザーウェアやコート類などの重衣料のアイテムと合わせても負けないボリューム感になります。
・・・むむむ!これは悩む。
春夏用として軽快な通常ソールも良いし、ちょっとお金は掛かるけどこの3ソールにすると通年完全に履けるモデルに昇華するという事実。「サッと履けるシューズが欲しいけど・・・」という方には個人的にもすごくオススメ出来るアイテムです。

個別に全部を書いていくと・・・ありえない文量になってしまうので・・・一旦ここで終了。
ライブなどでも全アイテムを説明していきますのでぜひこのブログ、ライブ、WEB STOREそれぞれをご覧の上で検討してみてください。

RUST Collection せっかくなのでこんなこととか?

せっかく普遍的なアイテムだけのラインナップなので逆に様々な「カスタム」などを考えて頂けると思っています。
例えば・・・

今回最終御予約回となる・・・
12NR(L.GRAY – バックスキン)のGジャンを・・・

「白鞣し下地」に変更したり・・・とか。(白鞣し下地仕様はチャージアップ料金がありますがバックスキンのチャージアップと同じ値段なのでプラスマイナスゼロですね)

同様にワンピースのバックジップブーツも・・・

白鞣しにしてみたり。
とかとか。

あとは・・・

死ぬほどカッコいい(+1年中ずっと着れる)ロングのベストも・・・

こんな色にカスタムしたり(カーフの82NR – GRAY)とかとか。
この手の色にすると下に黒レザーとかを着ても良いグラデーションになりますもんね。

ちょこちょことあれこれと「オンリーワン」(って表現が少しダサいな・・・)の仕様が出来るのでコレクションとはまた違った切り口、考え方、スタイルのブラッシュアップをご検討下さい。

インカネーションは主に
・レザーのカラー変更
・バックスキン、白鞣しへの変更
・パーツカラー変更
・サイズ感の調整(着丈、袖丈)
などなど

ポルタユは
・レザー変更(カラーも)
・ソールなどの変更(革底からVIBRAM追加など)
・パーツカラー変更

サーカスは
・素材載せ替え
・カラー変更(要相談)
・オーバーロックカラー変更(同色など)
・パーツカラー、素材変更(MELODYのボタンを金属から樹脂へ替えるなど)

などなどですかね。
通常のブランドコレクションでは対応出来ない部分もこの RUST Collection では対応可能という箇所もあるのでぜひそういったカスタム面(そういう意味ではラインナップも含めてカスタムコレクションと呼んでも良いかもしれないですね)


ここまですでに長いながーい・・・説明ですが・・・
ここから更に着用での御紹介(最後まで観てくださいな)
ではいきます。

Thee OLD Styles.

革パン自体は今回のコレクションに混ぜてないですが、結局のところこれが僕の原点です。
全部のベース。

白シャツ+タイトなパンツ+ブーツ(エンジニア)

これが始まりであるし、きっと終わりでもあると思うのです。

だからきっとこのまま終わりまで変わらないと思う。
20年以上も変わらない。
好きなまま。
できればそのまま死にたいとさえ思う。

MELODY + 2116 +エンジニアブーツ

最初からこれだから。

改めて、「白シャツ」「ただのシャツ」って良いと思うんです。
これもまた原点回帰な気分だからかも知れないけれど。

今回のコレクションの大きな点は「春夏向け」という部分。お渡し時期が早いモノで年内〜来年の3月くらいまでの予定(個別の指定や納期設定はありません=未知=ご理解下さい)なのでこの白シャツなどは桜が咲く前に届けれると思います。

春は新たなスタートの季節。

そういったとき、まっさらな「ただのシャツ」から始めるのはどうでしょう。
背筋も伸びます。
でもそれをスタートにまたボロボロに欠片も残らないほどやっつけていく。愛していく。
僕はモノってそういうのが素敵だと思っています。

あとはこれも原点。(サンプルサイズがSなので僕にはワンサイズくらい大きいからごまかしながら撮影)
ブルーデニムとGジャンって素敵。
シンプルで良い。
シンプルが良い。
BLANKEY JET CITY 聴きたくなる。

D.I.J の気持ちになる。
そう、

D = ドキドキするような
I = イカれた
J = 人生

そんな歌詞・・・わお。

んで、これだね。
うん。やっぱりコレ。

これも原点。
そうそう、RUST Collection っていろいろな捉え方。
「普遍性」がテーマだからある意味では常に原点的な考え方とも言える。
こういった時ならではのカスタム対応が可能(主にThee Old Circus など)だからカスタムコレクションとも言える。カスタムコレクションって意味はモノをカスタムって意味もあるけどブランドごとのコレクションのカスタム編って意味もある。
意味ばかり。
意味ばかりつける、探す。いちいち面倒な男だと自分でも思う。

モノだけ売りたいならそんな意味だとか言葉だとか背景だとか要らないかもしれない。
流れに沿った今の売り時のアイテムを集約すればいいのかもしれない。
でも僕にはそれは出来ない。
無駄ばかり。(このタイプライトさえ無駄かもしれないもん)
でも、この無駄に意味があるってずっと信じてきた。

ただのモノ売りなら僕でなくても全然良い。むしろ僕でない方が良いとさえ思ってきた。いちいち無駄をする。でも僕にとっては全て「意味のある無駄」なのだ。

せっかく生まれたきた。
望んだわけではなくとも。
だからせっかくだから楽しみたい。
壮大なムダが溢れる最高の世界で。

超脱線(これもムダ=(笑))

ダブルのライダース+ROT-9のパンツ+ブーツ

これまた完成。最高級。
時代遅れだってわかってる。
それでもいいし、それが良い。

ようこそ!最高の世界へ。

春だったら足元を少し軽くするのもいいですね。
こっちの方が馴染みやすいロッカーな気もする。
超王道のカスタム版って感じでしょうか。(ショット+ディッキーズ+オールスターみたいな)

「バンザイ」モデルに着替えてみて。(サイズがM相当なので僕には2サイズアップくらい)
個人的春のレザーの着こなしはこういうのもあり。
王道をうまく外すのも一応洋服屋のミッション(笑)
リネアルなどのサルエル系のパンツとタイトレザーとの組み合わせが結構好きです。
足元を変化させるとまたイメージもグッと変わるのでそれもまた面白い。

3月までの季節ならこういう感じも良い。
ライダース + パーカーってこれまた普遍的なロッカースタイルですよね。
フードアイテムを合わせることでライダースの無骨さが少し中和されるので味付けに使うのがすごくオススメなのです。

ノーカラー(衿なし)だと一気に全体が軽くなる=春にもってこい!
足元もスニーカールックにすればさらに軽量で軽快
袖口の仕様なども春夏向けに手首の時計やジュエリーがみえやすいように「マチ無し」のデザインにしていますのでそういった細かい点も何気ないですが大きな見どころの一つ。春向けとは言えレザーの厚みなどは通常通りなので1年中使えるのもまた魅力ですね。

そして〜春といえばやっぱりこのモデル!
シープレザーなので着やすい(柔らか)ですし、そのややクタッとした感じが良い意味で抜けたスタイルを作り出すことが出来ます。まさしく普遍(不変)のアイテムですね。
ブーツと合わせればグッと無骨さが出るしスニーカーなどで合わせればいかにも春らしいスタイルが完成されます。

じゃじゃーんっと一押しのジレ(ベスト)
4つボタンで首元のバランスも最高です。
Tシャツの合わせでもバランスが良いですし

ロンTでももちろん良い。(当たり前)
そして・・・

シャツとの組み合わせも最高。
個人的にもなんだかんだ1年中今は着ている。

そうそう!こういうのも

パーカーアイテムと合わせてもいいですね。
レザージレってちょっとバイカー的な見栄えになることも多い(それも狙いならもちろんOK)から少しハードに見えがちにもなるのでライダースのところにも書いたけどそれと同様にパーカー(フードアイテム)と組み合わせるとちょっとハードさが中和されるので良いと思うのです。

今回の RUST Collection ではパンツもライナップ多め。
サルエル系とも言えるオールマイティな ROT-9 系やタイトな2116、N-1などのフレア系。
自分のスタイルを作るのにパンツのシルエットってすごく重要なキー(KEY)だと思っています。

カラーも写真のような DUST ICE など実は1年中使える上に春らしいカラーでもあると思う。
味付けに重宝するのでオススメ。
写真の感じだとブラックのパンツだとあまりにプレーンだけれど、パンツの色がハッとする感じってだけでなんだか垢抜けて見えるから良いと思っています。

飛び道具的にみえるかもだけど、すごくカッコいい。
個人的には背が高いとは言えない(170cm)のでこういう時は「容赦ないカッコつけ」を心がける。
いかにも、感が大切。
しっかり足元もキメキメブーツで演出してしまうほうが良いと思います。
アウターのバランスを取るためにあえて薄手のインナーとかも相性が良いし、レザーシャツなどと組み合わせると(秋冬でしょうけど)完全キメキメが完成します。超オススメ!

時間の関係でここまで「ざざー!!!」っと一気に写真掲載しましたが、それぞれ足元などは今回のコレクションから主に使ってみました。足元、パンツ+ウェア=スタイル

自分のスタイル、普遍性、原点はどこにありますか?

御予約の有無に関わらずそういったことの少しヒントになればと思っていますし、そういうことが今後のご自身のお買い物に繋がるとも思っています。

さて、あとは個人的簡単オススメスタイルを。

「サンドイッチ戦法」

・・・

今急に名付けましたけど(笑)
当然知っていると思いますが、簡単にオシャレ(って言葉はあんまり好きじゃないけど)に見せたいなら「ウェアのカラーと足元のカラーを近い色にする」と洒落て見えます。

こういう感じとか(ブーツのサンプルが44なので僕にはでかいけど)

こんな感じ。
あとは

こういうのとかも。

全身を真っ黒にしてしまえばもちろんすんなりとスマートなオシャレにはなるけど、それだけだとちょっともったいないとも思うんです。それはそれの良さがあり、これはこれの良さがある。
そういう風に「洋服を楽しむ」ことってとても大切だと思うんです。

インカネーションなどはカラー展開も豊富なので「以前に買ったレザーウェア」と「近いカラーのブーツ」などを御予約することも可能(一度に両方買うとスペシャルな金額になっちゃうからね)なのでそういうお買い物の仕方も良いと思うのです。

・・・

さぁて。
今回もたくさんの写真と文章なので最後まで読んでもらうこと自体が大変ですね。汗

でも残された時間と残されたコレクション回数(ブランドコレクションも)は限られている。
だからってことではなくても毎回今の自分が表現出来る全てをぶつけたい。そのマインドを。それが僕に出来る僅かなことだし僕という洋服屋の在り方だと思っています。

本編ライブも含めてぜひ少しでも「楽しんで」頂ければ嬉しいと思っています。
ご質問などはぜひぜひどのようなことでもお気軽にご相談下さい。

 

*後日また加筆が可能なら・・・追記致します(いや、さすがに限界か?)

 

 

Posted by:Urano Takahiro ウラノ タカヒロ

Garage EDEN shop Editor.