Groove


<名>
溝、レコードの溝、ねじ溝
〔指紋の〕隆線溝
轍(わだち)、水路
《溶接》開先
〈話〉お決まりのやり方、型にはまったもの[やり方]、習慣、慣例、しきたり
〈俗〉得意なもの、イカすもの
〈俗〉楽しく愉快なコト、楽しいモノ
〈俗〉《音楽》〔ジャズの〕ビートに乗った[最高潮の]演奏

グルーヴ(groove)とは音楽用語のひとつ。形容詞はグルーヴィー(groovy)。ある種の高揚感を指す言葉であるが、具体的な定義は決まっていない。語源は(アナログ)レコード盤の音楽を記録した溝を指す言葉で[1]、波、うねりの感じからジャズ、レゲエ、ソウルなどブラックミュージックの音楽・演奏を表現する言葉に転じた言葉である。現在は、素晴らしい演奏を表す言葉の1つとして、ポピュラー音楽全般で用いられる。


 

Rust

錆、錆付き、朽ちること、朽ちた先の美しさ


 

RUST Groove

錆びた魂の削り合いの中でしか生まれない最高の演奏(唄声)

 

 

溝がある。
世間と呼ばれる場所と僕らの場所と。
それを決めたのは誰だ。
紛れもなく自分自身だ。
とは言え、それを目指したわけでもなく。ただ単に、そこに自分の椅子が残っていなかっただけのこと。
初めから決まっていた椅子取りゲームのようなもの。
谷底のような小さな溝のような道を歩いた。
ただ、じっと。ゆっくりと。
気がつけばそこには細い轍が生まれた。

 

ローリング・ストーンズ

” Jumpin Jack Flash “

変わらずに変わり続ける象徴。
名の如きを体現している稀有な存在。
「型が在るから型破りが出来る」
よく言ったもんだ。
もっと上手なバンドは今や星の数より多いだろう。
でも、彼らのGrooveってのは彼らだけのもの。
チャーリー・ワッツが亡くなった。
それでも彼らの音楽は終わることはない。

 

Tom・Waits

” Downtown Train “

僕の中での最大の普遍性。
少しもキレイではないその声が「美しく聴こえる」という超矛盾。
1985年の時点で拡声器を通して吠えた男。
背景で鳴るマーク・リボーのギターは哀愁と悲しみを含ませながらもそこには未来的憧れや望郷を感じさせるのだ。
レールが在り、そのレールに乗るのか反るのか。
その列車が辿り着く終着駅はどこなのか。
そのGrooveの辿り着くマインドは。

 

MONDO GROSSO

” 1974-WAY HOME “

流れを変えて。
静かな中のGroove。
ノイズが混じる旋律。
ベーシストらしい楽曲であり、シンプルに見せる構成が好きだ。
薄い薄氷の上に立つ美しい水鳥を思わせる。
帰り着く場所。
それはどこか。
どこまでもそれも自分自身なのだと自分に問い続ける。

MONDAY MICHIRU

” DOUBLE IMAGE “

ある種の生々しさ。
命、生命、水、
そんなものを僕は感じる。
夜。
どこにも辿り着かないマインド。
黄色い鳥、青い鳥、

*会員専用リンクのライブテイクが個人的には最高のGrooveを感じられる

 

CHAR

” SMOKEY “

この流れのさらに変化球。
永遠に馬鹿みたいにギターが好きだという子供のまま。
ただそれだけが在れば良いという具現化。
まさしくGrooveを、そのマインドを全て「音」に乗せる。
在るが儘、そのままで居ることが自分自身の道となる。
例えばそれは世間という世界と乖離していたとて。

BLANKEY JET CITY

” SWEET DAYS “

MV自体がもう物語。
ただのスタジオ撮影なのに。
僕の全ての原点。
「かけがえのないこと」
それはなにか。
ロックとは、ロックンロールとは。
僕のマインドとは。
ここではないどこかなど無い。
僕の、僕だけのスイートな日々を送るため、
僕は最高に苦しみを楽しむだけ。

 

 

カルチャー、背景、バックボーン。
音楽、唄声、単車と古い車。
夜空、乾いた月、灰色の空。
泣くことをやめないカラスの声。
喧騒。

全て。

美しい錆を探す。僕は。
自分だけに身についた錆を。
錆びついたGrooveを求めて。

 

 

” うねり “

パンツにもそのマインドを。
注ぎ込む。
全ての心を。

全てのモノに。

 

RUST Groove / Thee Old Circus

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Posted by:Urano Takahiro ウラノ タカヒロ

Garage EDEN shop Editor.