その毎日は特別な1日
僕にとっての毎日はその全てが特別な時間であり、1日だと考える。
つまり、それは自分自身でその時間が特別だと思えるかどうかということだけの話だと思う。
ここ最近はとにかく圧倒的に忙しくて、東京に居たり、姫路(兵庫県)に居たり、宇部(山口県)に居たりとあちこちに出没。一気に自由に動き出したからもちろんそれは自分自身のキャパシティを越えたものだったけれど、それでもそこに向かっていく自分自身に少し酔いながら(つまりは少しは自分自身に酔わないとこんな無茶で無謀な動きはきっとビビってしまって出来なかったと思うんだ)やってみた。
少しだけ今は小説という読み物から離れてみたりもしている。
ガラかガラじゃないかは分からないけれど電車や飛行機の移動の中では「ニーチェ」なんかも読んでみたりをしていた。きっと少し文字の中の力が欲しかったのだと思う。それはやはり僕の心を少し救ってくれるから。
どう?
少し素敵なケーキが出来たと思います。
・・・
はい。
自分で作ったヤツだけど自画自賛なかなか良くできた。(笑)
これは先月くらいに作ったやつで、とある休みの日に前日の夜から仕込みをして作りました。イチゴをメインにしたベリーのフルーツタルト。ちなみに普段から休みの日はほとんど料理をしていることが多いですがスイーツを作ったのはまだこれで3回目くらいです。タルト生地ってのはこねたりしてから冷蔵庫で寝かせたりする必要があったり、クリームを入れてからまた寝かせてみたいな工程が多くて(グルテンさんがどうこうっていう話らしいのだけれど)なにしろ時間が掛かる作業なので休みの前の日の夜から仕込みを始めます。
月に数回の休みの日はほとんどが料理の時間。
外食が苦手(つまりは人のいる場所がとにかく苦手)な僕のせいで、うちの夫婦はほとんど外に出ることがない。ワン子供もいますので街には出れないから休日はワン子供たちが遊べる浜辺へ車で行って、しっかりと遊ばせたら戻ってきてお風呂に入れて(砂だらけになるからね)あとはのんびり自宅でゴハンというのがルーティン。もう何年もこの生活。
つまりは「同じこと」の繰り返しの日々なのです。でもその同じはいつもと同じではないハズで毎日、そしてこの今という時間さえ同じ時間は二度と帰ってこない。時間とは二度と同じことを味わうことの出来ない特別な時間なのだと思う。
幸いなのかどうなのかそんな訳でうちの家族はワン子供たちも含めて「似たような特別な毎日」を送っていてもそれが楽しめるといった家族なのかもしれない。
そして、タルトとか料理に話に少し戻すと僕にとっては休みの日のこの料理やケーキは大切なカミさんへの特別な日の彩りだと考えています。休み以外の日は一切家事なども出来ない(=やらない)僕から月に数回だけの特別な休みの繰り返しの中で出来るカミさんへの感謝の気持ちなのです。
自分なりに懸命にレシピを調べて、紙に書き出して、必要な食材を買い出しに行って。そういう時間も楽しみながらやっています。
さて、それに絡めてもう一つ言いたいこと、伝えたいこと。
上に書いた通りで僕はこういう生活者で、休みの日に家族で出掛けるといったことがほとんどありません。なので正直休みの日ほどラフな格好で格好をつけていない日の方が多い。オシャレを楽しむのは毎日の出勤(と言っても最近は自宅で仕事をしていることも多いけど)や姫路や宇部へと足を運ぶ時など。洋服に囲まれた仕事だからそういうものかもしれない。
でも逆に皆さんにとってはお休みの日やお店に来る時がオシャレのし甲斐がある特別な時間ですよね。
僕はこんな風に休みの日に料理やゴハン作りで「彩り」を加えて生きています。
だれか(皆様)にとってはそれは僕の店から買ってくれた洋服かもしれない。
そんな風に思うんです。そんな風だったら嬉しいのです。
まぁいつもどおり洋服の話なのかなんなのか分からない文面ですけど、僕にとってはやはりどんな1日も特別な1日だと思った話でした。
・・・ちなみに先週は1ヶ月ぶりの休みだったのでベイクドチーズケーキを焼きました。またそのうち写真をアップしますね。
ちゃんとしたレシピ集をいつか作りたいので、専属のカメラマンを募集しようかな。自分でも撮影は出来るけど料理をしながら撮影はなかなか大変なので誰か手伝ってくれたら嬉しいです。お金はないから撮影代は払えないけど、もれなく作った料理を一緒に食べることが出来ますよ。誰かいかがっすか?(結構リアル)
あと、結構信じてもらえないですが僕はこの風貌ですが相当なスイーツ好きですからね。(お酒が強そうに見られますが下戸なのでお酒はほとんど飲めません)