そうだね。
心配を頂いていたからそれの話を伝えておかないと。(本当にありがとうございます)
この前の土曜日、ちょうど店の変革発表をしたその当日の日。みるく嬢を病院へと連れていきました。その前の週に骨髄検査をした。
その結果が出たのはこの日だった。
ざっくりと言えば、診断としては「免疫の不全」でした。
みるくは今一緒に暮らしているここあ、そらまめの母親で(4人産んでくれた)今から6年も前になる。出産のすぐあとに見つかったのがリンパ腫という病気だった。
camera / sony α7R2 , lens / leica elmar 65mm f3.5
大きな病気。
助かる確率の方がとても低いというのが正直なところだと当時担当してくれた獣医さんが言った。実際に病理の検査結果や確定診断も結果は同じだった。
仕事も放ったらかして抗がん剤の治療につきっきりだった。
普段(そして今も)暴力的なほどの食欲(まさしく動物)で勝ち気(うちの家族の中での王女的存在)なみるくも治療が始まると食欲が落ちたり、いつもの元気ではいられなかった。
それでも「がんばれ」しか言えなかった。
寝ている間であっても心配で何度も呼吸を確かめたくて夜中にしょっちゅう目を覚ました。(実は今もこの状態にまた近い)
1番危険だと言われていた期間を本当に奇跡的に乗り切って(そしてこれはのちに獣医さんも本当に奇跡だと思うと言ってくれたし、あまり前例がないと言ってくれた)その後も数年に渡って抗がん剤の治療は定期的に続いたけれど、ようやくここ数年は平穏な日々が続いていた。
抗がん剤の治療が終わってからのこの数年も常にエコーでの検査と血液検査は欠かさずに定期的に病院へと通っていた。抗がん剤の長期治療のせいでいくつかの数値はずっと平均値よりも低いものがあった。
そしてその数値が数ヶ月前からさらに落ち込んだ。
そのタイミングと重なりながらずっと担当をしてくれていた獣医の先生が病院を離れることになってしまって、ちょっと困ってた。相談したのはうちの family でもある顧客の獣医先生。もう今は困ったらすぐにこの先生へ相談。
紹介してくれた病院へ直行。
即座に「ちょっとこれは怖いから骨髄検査をしましょう」となった。
検査までが1週間、検査結果が出たこの間の土曜日までが1週間。すごく、すごく長くて嫌な時間。
冒頭で書いた免疫不全の原因はリンパ腫の際の抗癌剤治療の影響も考えられるし、犬種的にはもともとの因子としても在り得るとのこと。
検査の前段階から先生は結果待ち前、用心に用心をしてフライングだけど投薬を始めようと言ってくれた。とにかく検査の前に白血球が減っていた。
検査結果は決して明るいものではなかったけれど、フライングの投薬が効いてくれて白血球数は正常近くまで復活してくれていてとりあえずは一安心と言えた。
根本治療はない病気。
当面は投薬をしながら常に数値のチェック。
また通院の日々が始まるかな。
幸いなことにみるくは病院がとても苦手というのではない。(ワンコによっては本当にイヤイヤで子供=ワンコやニャンコは皆子供、みたいに泣く子も多い)
もちろん病院に着くと「えー!ここっすか!?」とはなるけれど、車に乗せて走る運転中は「お出掛けなのかしら?」とワクワクしているのは嬉しくなる時間。
ざっくりですがこんな感じです。
そして至って本人は非常に毎日元気です。
ご心配頂いてわざわざメールや電話までくれた方々感謝致します。
親として命を預かる者として仕事同様(まぁ正直それ以上に)に懸命で守り抜いていくつもりです。
camera / sony α7R2 , lens / leica elmar 65mm f3.5