今月のTHEE SIX EYESブログでは当店がセレクトするメインブランドにフォーカスをしてプロジェクトを進行しております。
先週は当店の始まり、そして当店のスタイルの根底にあるブランド「Thee OLD CIRCUS」にフォーカスしておりました。
Garage EDENというセレクトショップの立ち上がりと共に長い年月を歩んできた大切なブランドでまさに始まりの唄と呼ぶにふさわしいブランドをご紹介させていただいておりました。
本日は当店がセレクトするもう一つのメインブランドであるincarnationというブランドフォーカスするに至りました。
THEE OLD CIRCUSが始まりの唄であるのならばincarnation は今の当店を構築するにあたって次のステージへ「導いてくれた」存在。
このブランドをセレクトしたことでGarage EDEN が提案する世界観が大きく広がり、より深く、より繊細で退廃的で格好が付くスタイルを皆様に提案することが出来ました。
当店がセレクトするブランドの中でも熱狂的なファンが多く、世界的に活動をしているincarnation。
まだこのブランドをご存知ではない方もきっといらっしゃるかと思いますので、僭越ながら当店のブログをご拝読の皆様に私からこのブランドについて紹介させてください。
incarnation 、特別な1枚を創造し提案する唯一無二の世界
まずはブランド公式の紹介から記載をさせていただきます。
・ incarnation _ インカネーション
Designer / Keita Ogawa _ 小川 慶太
made in Italy.
「幼少期より革が持つその独特な存在感と独自性に強い好奇心を惹かれた小川慶太はレザーの更なる可能性と加工技術を求め 2009 incarnation / インカーネーション を設立。同時に日本を離れイタリアにそのアトリエ拠点を移し現在に至る。
「化身」の意を持つブランドネームを掲げ、自己の持つ革の加工技術を伝統あるイタリアの技術と融合させ珠玉のレザーコレクションを生み出す。革が本来持つ豊かな表情を活かすための素材(その為にもちろんコレクションの革のほとんどはヌメ革=ベジタブルタンニンを用いる)を選び抜き、そのモノ作りはまさしく革という特性も含めた上で無二の存在であるアイテムたちを生み出していく。独自性の強いデザインとパターンメイク、コレクションごとに打ち出される音楽と時代性を背景にしたアイテム作りを提案していく。また氏はデザイナーであると同時に全ての商品の仕上げまでを自身で行う職人でもありその日常の多くの時間は加工作業に費やされると聞く。レザーのみならず布帛、ニットを用いたコレクションアイテムもその独自性と創造性(無二性)により人の心を揺さぶるアイテムが多いのも特徴的である。
ウェア、パンツ、シューズやその他小物のアイテムまで幅広く展開しており、細部のパーツも多くのオリジナルを作り出してそれを用いることでこの世に数多存在するブランドとの差別化を図りさらなる独自性を強めている。」
当店ではレザーウェアやブーツ、近年では布帛物や小物類に至るまで多くのアイテムをセレクトし皆様にご提案させていただいております。
私個人としてはブーツやシューズなどを所持しており、日頃愛用しております。
実際に着用して感じるのは一品一品徹底的に作り込みをされた構築、そして難解で複雑な立体構築から成る美しいシルエット。
何よりもこのブランドを象徴するのはやはり革。
どこまでも丁寧かつ丹念に鞣され、そしてこだわり抜かれた革への情熱にこそ存在すると考えています。
参考までに掲載したこの写真のアイテムに用いているのはホースレザー。
当店では商品紹介の冒頭にレザーの特徴などを記しており、改めて私のブログでもこのホースレザーの特徴を一例として記載し、incarnarionというブランドがどれほどの情熱を革に掛けているのかを伝えたいと考えております。
このホースレザーは下地の段階からブランドが独自に調合したオイルを何度も浸透させ、本来であれば芯があるような硬さの残る革質を柔軟に鞣し、プリッとしたまるでゴムのような弾力を持たせるまで丁寧かつ丹念に1枚ずつベジタブルタンニン鞣しで仕立てられた革とされています。
さらにこの写真で着用しているホースレザーは下染めの色を変えた二種類のカラーの革(ベージュとグレーの革)を用いて縫製をし、その上でさらにボディにもう一度黒を配合した染色で製品染めを行うことで深みのある落ち着いたアースカラーの配色へと染色加工し、徹底的に作り込まれたレザーウェアとなります。
またこのブランドが持つもう一つの特徴は人体の稼働に沿って構築された立体構築パターン。
独特な裁断から構築され、人体の可動域を鑑みて計算、構築された特殊な立体パターンは着用した瞬間から独特なフィット感や動きやすさを演出します。
レザーウェアに関しては経年変化することで関節部のシワやドレープが深く刻まれていき、立体構築パターンと重なることで美しい陰影を作り出します。
特別な1枚を作製していくために労力を一切惜しむことなく仕立て上げていくストイックで無骨な姿勢を貫き続ける唯一無二のブランド。
このブランドのアイテムを所持している方はきっとご存知だろう。
その圧倒的な存在感と手に取った瞬間から感じる特別な1着、逸品であると言うことを。
私が所持しているのは前述した通りブーツやシューズですが、それも同様に手に取った瞬間の重厚感や特別感は今まで見た物の中でも圧倒的でした。
退廃的で美しく、無骨で繊細。
そんな言葉こそが相応しい唯一のブランドであると考えております。
今回のブログはあくまでブランド紹介。
次回更新するブログで私がピックアップしたincarnationのアイテムを皆様にご提案させていただきます。
ぜひそちらもお楽しみに・・・
このブログを更新したのちに今回ご紹介した「incarnation」に関連する画像やOne Shotなどをinstagramにも投稿いたしますので引き続きTHEE SIX EYES プロジェクトをお楽しみいただければ嬉しく思います。
ではまた次回の更新で・・・。
Garage EDEN Ebisu – SNS –
________________________________________