素材のはなし (バックサテン / Thee OLD CIRCUS)

 

今日は少し、”素材” (生地) について触れてみようと思います。

 

“オールドサーカス”というブランドから定番的に使われている”バックサテン”という生地があります。

参考アイテム 1 >
Thee OLD CIRCUS ” 1973 ” / 9399 / ” Black Condor ” / 30/16 起毛ストレッチバックサテン サイドジップフロント Rot-9 サルエルスリムパンツ [DUST GREEN]

 

参考アイテム 2 >

Thee OLD CIRCUS ” 1973 ” / 8310 / Beautiful Rust ” 30/16織りバックサテンストレッチ素材デフォルメ2つ ボタンジャケット[DUST BLACK]

 

 

「バックサテン?」

 

サテン生地ということは想像しやすいかもしれませんが、この”バック”は一体何なんだと・・・。

 

 

 

これは[バック]=[後ろ]という意味になり、文字通り生地を裏返して洋服のパーツとして使用されています。

 

一般的にサテン生地は光沢のある方が表側になりますが、どうして裏側を使用しているのか?

▲バックサテン生地のアップ

 

▲サテン生地の表部分 ( 一般的にこちらが表に )

 

▲サテン生地両面の比較

 

これには生地を構成する際における”縦糸”と”横糸”の太さが異なり、そのことでムラのある凹凸感が生まれているとのこと。
そして、このムラ感が裏側ではより際立っており、更には表面をわざと毛羽立たせる仕上げを行い”バサバサっ”としたラフな素材感を生み出しています。

また、一見そのラフさから硬そうな雰囲気にも見えますが、ストレッチ性もありデイリーに使いやすい素材に。

 

こうした本来の使い方とは異なる方法を発想し、ブランドのフィルターを通すことで具現化される様は非常に面白く、強い拘りを感じ取ることができます。

 

何気に着ている洋服たちですが、少し素材の方へ目を向けてみるとそれぞれにストーリーがあり、新しい発見からその洋服を更に愛せるきっかけになるのではないでしょうか。

今回の”バックサテン”の他にもお伝えしたい素材がまだまだありますので、また別の機会にお話しさせて頂こうと思います。

 

 

因みに今日はこの”バックサテン”生地が使われたパンツを穿いています。

本日が撮影や棚卸といった”膝をつく作業”が多いので、こちらを選びました。

 

スリムシルエットではありますが、ストレッチがよく効いているのでそういった運動量の多い場面にもオススメです。

 

ストレッチの伸び具合ですが、スウェット並みに伸びるということではなく、「程よくじわじわ伸びる」といった表現がわかりやすいかもしれません。

敢えて鈍いストレッチ性にすることで、粗野で男らしい印象を残し且つ穿きやすいパンツに仕上がっています。

以前お客さんからも「コレよく伸びるから自転車が乗りやすかったわ〜」という感想も頂いております。

是非、ご参考頂ければ幸いです。

 

 

それでは今日はこの辺で。
皆様のご来店を心よりお待ちしています。

 

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コンノ

 

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Konno Hiroshi コンノ ヒロシ
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