こんばんは、ジョンです。

この頃は気温も大きく下がり、先月とは打って変わって肌寒くなりどことなく冬の始まりを予感させる時期に入ったように思います。

特に本日は雨も降っていることからより肌寒さを感じる1日でしたのでアウターの存在は必須ですね。
流石に暑がりな私でも本日はやや肌寒いと感じておりましたので今日は久しぶりに軽めのアウターを羽織って出勤しております。

さて、近頃の当店では新作ラッシュが日々続いており、昨日はincarnationの新作アイテムの掲載をしておりました。
現在はThee OLD CIRCUSの新作アイテムなどの商品ページの作成を進めており、こちらも近日中にはみなさまにお披露目出来るかと存じます。

今回のブログではようやく昨日掲載することが出来たincarnationの新作ウェアの中から早速今時期のスタイルに取り入れたい「ロングベスト」をご紹介させていただきます。

 

>>>  incarnation / インカネーション / 31972-2200 WOOL 100 % WIDE NECK LONG VEST LINED [T91 / BLACK]

シャープなシルエット、重厚でソリッドな空気感を放つ作品。
重厚な圧縮ウール素材を用いて作製されたロングベストとなっております。

本来素材の暖かみや膨張感などが強く印象付くウール素材ですが、まるでフェルト素材のような手触りを持ちつつ重厚でやや重量感のある圧縮されたウール素材となっており、素材特有の膨張感は一切なくしかしウール特有の暖かみや実際の防寒性をも併せ持つアイテムとなります。

もちろん「ベスト」というノースリーブアイテムの特色柄、このベストをメインアウターとして着用するのはトップウィンターではいささか心許ないと思いますが、アウターとしてではなくインナーとして着用することでこのアイテムの可能性を大きく感じていただけると考えました。

 

ベストと同じくトップウィンターでは着用する機会が必然的に少なくなってしまいがちなレザーアウターのインナーに挟み込み、お互いのアイテムが持つ短所を補うようなスタイルを構築することが出来ます。

多くのレザーウェアは中綿などの緩衝材が入っていないものがメインとなるため外気の冷たさをそのまま身体に伝えてしまいます。
そこでこのベストをインナーとして着用することで防寒性能を向上させます。

ベストだけでは腕まわりが寒く感じますし、レザーアウターをメインで着用する場合は全体的に体が冷えてしまう。
両方のアイテムが持つデメリットを解消し、機能的でスタイリッシュなコーディネートとなるため当店では今回のロングベストをオススメの逸品としてプッシュしております。

また今回スタイリングで組んだ以上のコーディネートは無骨なライダーススタイルを繊細なモードニュアンスに印象変化させたスタイルとなっており、ショート丈のアウターとロングインナーの一見アンバランスなレイヤードが絶妙な世界観を演出します。

当店では昨年も同じシルエットのロングベストをセレクトしており、その際にincarnationから提案されたショート丈アウター+インナーにロングベストというスタイルを取り入れたところ個人的にも非常にしっくりくる感覚のスタイルが作り出され、独創的なロングベストをインナーにするこの今待っで他にはなかった切り口のアプローチ、そしてベストというウェアの概念を覆す世界観に感動したのを覚えています。

また、このロングベストは先ほどのスタイルと「逆」の着こなしでもスタイルの大きなアクセントを構築します。

機能面というよりは雰囲気を重視したスタイリングとなっていて、ベスト本来の着用スタイルであると考えております。

まるでマントを纏ったような中性的で繊細なモード感。

今時期くらいの気温状況下であればスタイルにも取り入れやすいと思いますし、この手の存在感を強く放つスタイルは一度気にいると抜け出せない魅力を内包しているので私個人としても非常に好みなスタイルです。
(私の主観ですが)ファッションが最も楽しい秋冬シーズン。

今までこういったスタイルを敬遠していた方も一度チャレンジしてみることで新たな可能性を見つけることが出来るかもしれません。
心から「愉しめる」アイテムであると思いますし、様々なスタイルに自由に取り入れることが出来る素晴らしい作品であると考えております。

 

日常の服装を格好良くしていく上で当店でまずオススメしたいアイテム。
大きな可能性を感じるロングベスト。

ぜひこの機会にご検討いただければ幸いです。

 

Posted by:John Morishita ジョン・モリシタ

Garage Eden Ebisu Shop Stylist.