最近は暑さも強くなり、その暑さをも楽しむための1枚
こんばんは、ジョンです。
まだ5月ですが早くも暑い!
とか先ほどまで思っていたのですが、暑いということはTシャツやカットソーをメインにした夏らしい時期のスタイルを早くも楽しめるという事。
異常気象と言われていて暑い日なのは人の身である限りどう足掻いても変えようがないのでポジティブに考えることにしました。
4月までは驚異的なほど寒かったですし、むしろ早速夏らしいスタイルを楽しめるので日々のコーディネートを考えることにワクワクしています。
そこで今回のブログから私個人が最近よく着用しているTシャツやカットソーをピックアップし、その魅力を1点1点集中して伝えていきたいと思います。
最高にクリエイティブで「楽しい」1枚
JUVENILE HALL ROLLCALL / ジュヴェナイルホールロールコール / 1302 / ”GAME OF DEATH” T_SHIRTS [WHITE SMOKE]
私の一目惚れに近い感覚で入荷を決めたjuvenile hallroll callのTシャツ。
胸元には大きく「戯遊亡死」と描かれた所謂ロゴTとなります。
強烈な存在感を放つTシャツアイテムですが、私も先日個人買いした作品です。
このTシャツに関しては、私自身が今季juvenile hallroll callが提案するテーマが好きだから&そもそもジークンドーやブルース・リーに思い入れがあるからでしょう?と親しいFAMILYさまに言われます。
もちろん間違いではありません。
しかし私が重要視しているのはそこではなく、何より「面白い」、「楽しい」アイテムであるという事。
そうすると「何」が楽しいのか疑問に思う事でしょう。
当店がセレクトしているブランド、アイテムから見ると際立って異質に見えるブランドであり、異質なアイテム群であると思います。
最近はBOSSのブログでもJuvenile Hall RollCallについての魅力を語った記事を書いていますね。
上にリンクしたブログにも書いてあるようにどう「カッコいい」のか伝えることが最高に難しいブランドであると私自身も思います。
しかし、シーズン毎に定められたテーマや世界観の意味を理解する(もしくはその片鱗を感じる)ことでアイテムそのものの見え方が大きく変化していく「楽しさ」を内包しているブランドだと私は考えております。
上述したように私はジークンドー(ブルースリーが作り上げた思想・格闘術と呼ばれるもの)を嗜んでいた時期があり、そもそもブルースリーのいちファンでもあります。
ただ、別に好きだからといってその事をファッションに取り入れるのは全く別物です。
私がこのTシャツに惹かれたのは「死亡遊戯」をあえて逆さにし描かれた、力強くも潔さと捻りを内包するデザインにあります。
このアイテムがシンプルな無地Tシャツだったらおそらくオススメはしていないかと思います。
Shop Stylistとしての目線で見ると、当店ではタイトシルエットを主流としていますが、オーバーシルエットのアイテムを1つ当店が提案するスタイルに入れる事でTシャツのオーバーシルエットが引き立ち、体のラインを隠すため細身に見せやすいというメリットなどもありますね。
(Fitting Model / JOHN / 170cm 65kg )
上に掲載したのはほぼ私服のスタイリング写真。
細身のスタイルをオーバーシルエットのTシャツで着崩したコーディネートとなります。
Tシャツ以外は全てThee OLD CIRCUSの細身のアイテムで統一させ、その中に異なる世界観のオーバーシルエットを混ぜ込むことでスタイル全体を着崩します。
さらにTシャツのインナーには同系色のロングタンクトップをレイヤードしてさらにラフなスタイルを印象付けます。
これもスタイルを「着崩す」やり方の一つですね。
一つのブランドで身を固め世界観を統一させたストイックなスタイルも好きですが、気温が高くなる今時期のコーディネートではこういったラフな感覚の組み合わせも提案したいと考えたので今回ご紹介致しました。
またこのブランドのアイテムは当店が提案するスタイルに組み込むことを難しく考えがちですが、実際は感じるままに合わせてみると上手くスタイルに溶け込みます。
私自身もこのブランドのアイテムのコーディネートを日々研究し、様々なモノと組み合わせて来ましたが何も考えずに案外適当に組み合わせたスタイルが心に刺さることも多くございました。
私のコーディネート意外にも先日Bossを撮影したスタイルや、GEFSに参加してくださったFAMILYさま着用のスタイルも合わせて掲載致します。
(Fitting Model / JB / 170cm 54kg )
ボトムスの印象を変えることでもまた異なった雰囲気となります。
ラフな印象から繊細でストイックな雰囲気に変化します。
Tシャツとボトムスのアイテムバランスも均衡が取れていて、非常に相性が良い組み合わせだと思います。
以前私のブログでも紹介した組み合わせですが、このTシャツを用いたスタイルの中では個人的に非常に気に入っているスタイルなので今回もピックアップ致しました。
ヴィンテージ加工でヤレ感のあるTシャツが放つ独特な無骨さ、ボトムスのシルエットやデザインが演出する繊細な印象。
そしてボトムスの裾をロールアップして着崩すこと脚が露出し、ブーツの存在感が際立ち当店が得意とする「男らしさ」を強く演出します。
様々な世界観に一石を投じてみたくなるTシャツであると考えているのでまだまだこの他にも素敵なコーディネートがあるはずです。
それを見つけ出す「楽しさ」も含めて私個人としては「面白い」アイテムであり、当店としては服を着ることの「楽しさ」を感じることが出来るアイテムであると捉えています。
このアイテムが持つ「楽しさ」や「面白さ」をぜひ皆様にも体感いただければと思いますし、このブランドに興味を持っていただければ嬉しく思います。