少しづつ「スタイル」への階段を踏みしめていく感覚
今日も僕自身は朝の6時半からデスクの前で仕事を始める。
頼まれている案件やデザイン。
もちろん、他にも多くの事務仕事も残してはいる。
空想的な予想(つまりそれは盲目的に考えたリミットの13時)とは裏腹にクライアント先へ完成のアドレスをメールで送信出来たのはさっきのこと。時間の針は19時に近づいていた。
個人のサイトなんてものを作ったのでそちらでも掲載をしたりはしているが、今は自分が編集をしているこの店の仕事の他、自分が今までやってきた「デザイン」というものを通じていくつか他のクライアントからの仕事も受けている。WEB SITE作り、ロゴなどを始めとするグラフィックや文章の推敲や編集、企画の提案などもそこには含まれる。
なんとかサイトのアドレスを送信するとすぐに返事が来た。
「すごく素敵です。今出先でスマホから確認しただけだけれど、あとで自宅でPCでも見てみる」とのこと。
ひとまずホッと肩を撫で下ろす瞬間。
そのすぐあとにはまた少し思いついた箇所があって少し編集をした。
「デザイン」とはなんだろうか?
最近はそういった環境の変化もあり、余計にそういうことを考える。
そしてデザインを用いて出来ること、感動を呼ぶこと、人の心を震わせること。
それはなんだろうか、と。
THEE SIX EYES プロジェクト DAY-3
今日はどこまでも無機質で、徹底的にシンプルな「ただのTシャツ」を紹介しよう。
それはある種のそのブランドが持つ個性であり、考え、想いに対する大きくて強い指針のようなものを表している。
Tシャツというものはこの世界に無数に存在する。
洋服屋と呼ばれるものが世界に存在するのと似ている。
外観はどれも似たようなものかもしれない。
首を通す穴があり、左右に袖がついているだけのモノなのだから。
入り口の扉があり、その先にレジがあるのと似たようなものだ。
ただ、そこにはやはり「想い」がある。
いつも通りの言葉に言い換えれば「マインド」と呼ぶものだ。
シンプルが故に、全ての引き算の上に生まれた「それ」はそのブランドが持つ個性を大いに発揮し、その見えないほどの隙間に隠されたディティールを表すのだろう。
姫路の店を作って、最後の帰りがけに壁に掛けて1番手前に並べたあのTシャツ。
「ただのT型のシャツ」なのになんとも言いようもないほど、美しく見えたんだ。
3店のショップスタイリストの目というフィルターを通じて「それ」がどう映るのか?
そしてオーディエンスの皆様にどう映るのか?
それを僕自身も楽しみにしております。
公開まであと僅か時間を下さい。
各店懸命に「想いを伝える為に」編集中です。
そして、DAY-1でブーツ、DAY-2はパンツ、そして今日のDAY-3がTシャツ。
この THEE SIX EYES プロジェクトはこのように 1つづつ、少しづつ、組み上がっていき「スタイルの階段」へと向かっていくのです。